カテゴリ:音楽関連
『ベートーヴェンの会話帳』というものがある。
これは音楽家としては強度の難聴という致命的な困難を抱えていたベートーヴェンが、1818年以降付けていたノートとされ、周囲の人物との会話と意思疎通に使われていたものです。 その中に、ベートーヴェンが言ったか会話の相手が言ったのかは定かではないけれど、こんな一文があるらしい。それは「もしモーツァルトが毒殺されたんだったら、犯人はサリエリが相応しいだろうね」とこのように書かれているらしい。 別段何の証拠もないだろうに罪なことを書き残したものです。おかげでサリエリはあらぬ濡れ衣を着せられて、後年『アマデウス』という映画で一躍有名なというか、悪名が轟くことになってしまった。 気の毒にサリエリさんにとっては甚だ迷惑な話、「冗談ではない!」と、おそらくはご立腹なことであるのだろう。 歴史の真実はどうだったのかは全く闇の中ですが、今日の世界でもこれと似たようなことで ”冤罪” が発生することも皆無だとは言えないかもしれない。 くれぐれも ”証拠のないええ加減なこと” を言うことは慎まなければいけないということです。 それにしても映画『アマデウス』38年も前の映画ですが、出来栄えは素晴らしく面白い映画でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.06.17 00:10:12
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