門外漢のねごとたわごとひとりごと

古い本である。1972年11月20日初版発行　美術出版社から刊行された美術書です。
『アール・デコ＜1925年様式＞の勝利と没落』280ページほどのハードカバーです。
この本を買った当初は、しっかりと読み込んだという記憶はない。ただ、図版写真が豊富に入っていたので、それにつられて買ったのだと思います。
50年以上前の本ですけれど価格はそう安くはなかった。定価2800円ほどもしたのですから。

その本を本棚の奥から引っ張り出してきて、読み直そうと思っている。
なにかのアイデアが得られるかもしれないし？と、そんなことを期待しているわけではありませんが、やはり一度はしっかりと読んであげないと本に失礼だと思ってのことです。
そして読み始めてはいるのですが、この本を読み切るには相当時間が掛かりそうなのです。
というのは本文文字のフォントが小さくて、肉眼ではとても読みづらい。
わたしは老眼がきつい方ではありませんが、これはちょっとつらいのでやはりメガネの世話にならないと読めないという事です。

むかしは　”アール・ヌーヴォー”　や　”アール・デコラティブ”　などの19世紀末前後の美術様式に大変興味を持っていたので、この本も高価だったにもかかわらず入手したのだという事です。

でも、ザラっと上っ面を撫でて通り読みをしただけですから、今一度しっかりと読めればと思っているのです。