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今月の運用報告とコメントです。
1.運用パフォーマンス *昨年末を10000とした形式で基準価格を表示しています。 *また、私が実質的にバリュー投資を始めた2003年からの基準価格の推移もフリーページに表示しました。 基準価格:15002 3月末比 約 +6.8% 昨年末比 約 +50.0% 2.ポートフォリオ *現物と信用を分けて記載することにしました。 *ウエイト順です。重要な影響を与える銘柄のみ記載しています。 *短期売買目的のトレード銘柄は記載していません。 *仕込み中の秘密銘柄は記載していません。 *ウエイトの詳細は、フリーページをご覧下さい。 *現物ポジション (1)8191 光製作所 (2)9651 日本プロセス (3)7839 SHOEI *信用ポジション (1)9651 日本プロセス (2)8917 ファースト住建 (3)7902 ソノコム 3.売買アクション *短期売買目的のトレード銘柄は記載していません。 *仕込み中の秘密銘柄は記載していません。 *購入 7902 ソノコム 8191 光製作所 8917 ファースト住建 9651 日本プロセス *売却 1788 三東工業社 1960 サンテック 6295 富士変速機 4.コメント (1)4月の運用パフォーマンスは、前月末比約+6.8%、年初比約+50.0%でした。4月は順調に推移した銘柄とそうでない銘柄がありましたが、全体として良い結果をおさめることができました。4月中旬にちょっとした下げがあり、月間のパフォーマンスがゼロ近辺になる局面もありましたが、その後は持ち直しポートフォリオの時価も最高値を更新しました。 (2)今月は売却が3銘柄、購入が4銘柄(2銘柄は既存銘柄の買い増し)でした。購入した銘柄は「7902 ソノコム」「8191 光製作所」「8917 ファースト住建」「9651 日本プロセス」です。一方、売却した銘柄は「1788 三東工業社」「1960 サンテック」「6295 富士変速機」です。 *1788 三東工業社 ポジション圧縮の一環としての売却です。3月に急騰したものの、その後の値動きが芳しくないと判断しました。 *1960 サンテック ポジション圧縮の一環としての売却です。3月に急騰したものの、権利落ち後の値動きが芳しくないと判断しました。 *6295 富士変速機 月中に意味不明な急騰がありそれに伴う利益確定の売りです。今月のパフォーマンスの殆どを稼いでくれました。 *7902 ソノコム 新規に購入です。スクリーン印刷やその他印刷が主要な事業で、最大手の大日本印刷や凸版印刷とは事業の棲み分けができています。無借金で事業が安定している資産バリュー銘柄で、ここ数年は株価が900円~1300円の間を往復しています。4月中旬の下げの影響もあってか、901円で購入できました。 *8191 光製作所 家具販売と不動産賃貸が主たる事業で、特に、不動産賃貸の収入が抜群に安定しており、フリーキャッシュフローが潤沢です。「資産バリュー+安定キャッシュフロー」という位置づけで購入しました。月中に下げたためにさらに追加購入しました。 *8917 ファースト住建 これは人様の真似事ですので、ここでは特にコメントは致しません。 *9651 日本プロセス 「増配」「利益の上方修正の可能性」というポジティブな材料にもかかわらず株価が殆ど反応しなかったので、追加で購入しました。私にとって、この銘柄は実質的にはキャッシュポジションです。 (3)保有銘柄でパフォーマンスに重大な影響を与えるイベントは以下のとおりです。 *6295 富士変速機 イベントと言えるほどのものではありませんが、意味不明な急騰劇を演じてくれたために、今月のパフォーマンスに大きく寄与しました。急騰の原因がそもそも良くわからないので、急落もあるのではないかと思い、売却しました。 *9651 日本プロセス 増配のお知らせがありました。増配の理由は、「自社株買いが順調に進んでいることによる発行済み株数の減少」と「今期の業績が想定以上に進んでいる」という株主にとってはポジティブな内容です。にもかかわらず、株価は今ひとつだったので、買い増ししました。 4月も終わりました。中旬に少しだけ下げましたが、思ったよりは下がらず「こんなの下げのうちに入らないよ」という感じで終わった月でした。そんなわけで、バーゲンセールといえるほどの買い物は出来なかったのですが、今後も引き続き市場動向をウオッチしていきたいと思います。 今回はそれほどの下げではなかったですが、本当の下げ局面では、多くの人がパニック状態になって市場から退場させられる人も出てくるものだと思っています。 バリュー投資家と自認する人も例外ではなく、バリュー投資で成功するか否かは割安な銘柄選択を如何にできるかも重要ですが、それ以上に心理的な強さが求められます。同じ銘柄に投資している投資家のパフォーマンスが大きく異なるとすれば、この心理的な強さの違いにあるのではないかと思います。 ある投資家は下げ局面でも耐えることができ、ある投資家はそこで我慢が出来なくなるという違いです。4月中旬程度の下げで心理的に揺らいでいるようでは、バリュー投資を継続することなど到底出来ないでしょう。 とはいえ、私の場合、中旬の下げの中で富士変速機が逆行高を演じたのはラッキーだったとも言えます。この銘柄の急騰があったからこそ心理的に余裕があったのかもしれません。私についても、心理的な強さはもっと要求される局面がどこかで訪れるのかもしれません。 大きな下げ局面で退場させられて「そういえば、inatoraなんていう投資家がいたなあ。あいつどうしてるんだろう?」と「あの人は今?」風な形で話題にならないように心がけたいものです。 今日の言葉: 「バリュー投資の成功は、銘柄選択以上に心理的要因である。それは下げ局面になって初めて分かるものである。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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