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2009年01月30日
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カテゴリ:映画
先日、伝説の革命家チェ・ゲバラの伝記映画「チェ」を見てきました。

何を隠そう、僕は大のゲバラ・ファンウィンク

僕がバンクーバーで初めて作ったショートフィルム「Before, After」は、1973年の南米を舞台に、金持ちの右派と貧乏の左翼ゲリラという幼なじみの男女が戦場で出会う、という話なのですが、主人公の男性キャラの名前は「エルネスト(英語読みでアーネスト)」、つまりゲバラから取っています。

その他のキャラの名前もゲバラのお母さん(セリア)、最初の奥さん(イルダ)など、彼と関係する実在の人から拝借しています。


いくつかの映画祭に入選させていただき、フジテレビでは最優秀撮影賞をいただきました。ビデオ

画質は良くないですが、YouTubeにアップしています。

■「Before, After」
http://jp.youtube.com/watch?v=7JnTHvoR-kI


Ernest tries to convince Ilda_MS.jpg

その「チェ」ですが、社会の理想を夢見る青年医師チェ・ゲバラが、アメリカ政府の傀儡政権によって差別と貧困と圧政に苦しんでいた人々を救うために、同じく理想主義者であり弁護士であったフィデル・カストロらと共にキューバで革命を起す事に成功するところまでを描いたのが本作品。

ゲバラを演じたベニシオ・デル・トロがまたそっくり!!!うっしっし
ところどころで本物が動いているように見えて興奮しました。


ストーリーはもう分かっているので、その映像を見ながら何を感じ、それをどのように普段の生活に取り込んで行くか、という事が見る上でのポイントになりそうですね。


ゲバラの歴史的評価と同じく、この映画の評価も色々と分かれるでしょうね。
構成が複雑で、うまく表現し切れていないようにも感じましたが、それでもこの映画は存在する事に意味があると思います。


ゲバラは差別と貧困と圧政に苦しむ中南米の人々を救うべく武器を取った人。
ただ、結局のところ、彼は何百人という人を殺しているわけですから、人によって色々と評価・印象は分かれると思います。

「キューバを圧政から救ったヒーロー」

「革命家」

「弱者の味方」

「殺人者」

「理想主義者」

「ゲリラ」

「愛と情熱に生きた男」

「テロリスト」



※ゲバラのウィキペディア



ただ、僕的には

「貧困と差別をなくすために人生を賭ける」

という彼の生き様は、幕末の志士と重なり、男として熱くなります。

ゲバラの若かりし頃を映画化した「モーターサイクル・ダイアリーズ」と
合わせて、

・なぜ人はテロリストになるのか?
・テロリストとは絶対悪なのか?
・この社会は変革の余地がないほど良い社会なのか?
・僕らが生きている間に人類に貢献出来る事は何なのか?


等々について考えてみていただければと思います。


「ゲバラは結局、人殺しのテロリストじゃないか!」という人に限って、「織田信長を尊敬してます」みたいな事言いますけれど、僕にとってはどちらも「社会を変えた人殺し」です。

逆に言うと、極端な手段を取らざるを得ない社会環境があったのでしょう。

そう考えると、一度も殺生をしなかった革命家・坂本龍馬の偉大さがさらにクローズアップされますね(僕が最も尊敬するのはこの人)。


僕が敬愛する神田昌典さんは「2009年は社会起業の年」と以前からおっしゃっていましたが、「100年に1度の不況」と言われる現在、改めてこの資本主義社会で生きていく意味を問われているようにも感じます。


「社会のために自分は何が出来るか?」


という問いは映画「チェ」から出された一番の重要な問いかけじゃないでしょうか。


ゲバラや信長が生きていた時代環境に比べれば、いまの僕らは殺生をしなくてもより良い社会作りに貢献できるわけですから、とてつもなくラッキーですよね。


あなたには何が出来るでしょう?



1月31日からパート2が公開です。

公式サイト
http://che.gyao.jp/



■インディゴ・フィルムズ
TOMO





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最終更新日  2009年04月03日 21時41分55秒
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