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<大相撲>「琴光喜関はクビ」調査委座長が見解...野球賭博 (毎日新聞)大相撲の賭博問題で、日本相撲協会の外部有識者による特別調査委員会の伊藤滋座長(早大特命教授)は25日、武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)に対し、28日に緊急理事会と評議員会を開くよう要望し、了承された。この日、東京・両国国技館で開いた調査委の会見で伊藤座長は、野球賭博への関与を認めた大関・琴光喜関(34)=佐渡ケ嶽部屋=の処分について「当然やるよ。一番にクビだよ」との個人的見解を示した。
◇28日に緊急理事会
調査委は協会が設けた第三者機関。独自で事情聴取を行うなど賭博問題について調査し、理事会に結果を報告する。処分を決める権限はない。しかし、伊藤座長は協会の外部理事として理事会に出席する立場にあり、琴光喜関に「除名」「解雇」など重い処分が検討される可能性が高い。
当初、調査委から中間報告を受け、名古屋場所(7月11日初日、愛知県体育館)の開催の可否などを決める臨時理事会が7月4日に設定されていたが、協議する場が前倒しされる格好となった。28日は名古屋場所の新番付発表日で、通常は力士や親方は名古屋入りしている。全親方らが出席する評議員会が東京で開かれるのは極めて異例。4日の理事会も予定通り行われる。
協会は文部科学省からは「現状のままでは(場所)開催は難しい」などと指摘されていた。NHKは中継の中止を検討していることを明らかにしている。
また、調査委は、野球賭博への関与を認め協会に上申書を出した29人の中に琴光喜関が含まれていなかったことを明らかにした。さらに、野球以外の賭け事の関与を認めた親方の上申書の中に弟子1人が野球賭博にかかわっていた記述があることが分かり、申告した協会員は野球賭博31人、その他36人の計67人となった。【大矢伸一】
◇処分「報道の情報で十分」
日本相撲協会の特別調査委による記者会見の主なやりとりは次の通り。
--緊急理事会と評議員会の開催要請理由は。
伊藤座長 問題が非常に重大で新聞やテレビに連日取り上げられる中、緊急性を要すると判断した。
--28日に力士らへの処分を決めるか。
伊藤座長 処分は7月4日と考えているが、場合によって(28日に)どうなるか分からない。
--28日に琴光喜関の処分について話し合うか。
伊藤座長 当然やるよ。一番にクビだよ。
--調査するまでもないということか。
伊藤座長 そう思っている。あれだけ新聞とテレビに書かれている。その情報で十分じゃないですか。
◇評議員会◇
株式会社の株主総会に当たる。現役を引退して年寄名跡を持つ105人の親方と、北の湖と貴乃花の一代年寄や、立行司(木村庄之助と式守伊之助)。それに「現役評議員」として日本国籍を持つ横綱・大関ら番付上位者が加わる。現在の現役評議員は魁皇と琴光喜の2大関。理事会には協会員の解雇、番付降下、出場停止などの処分権限があるが、「除名」は本人の弁明のほか、理事会決議に加え評議員の4分の3以上の特別決議が必要。これまで除名された例はない。
[毎日新聞6月25日] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.26 07:25:48
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