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カテゴリ:政治
参院選 美女が古狸を食うあのシーンが再現か (ゲンダイネット)「ひょっとしたら、丸川珠代の二の舞いになるんじゃないか」 自民党の選対関係者がひそかに気をもんでいる。参院選の東京選挙区。中川雅治(63)と東海由紀子(42)の2人を立てている自民党だが、組織を挙げて応援しているのは現職の中川だ。東海は浮動票任せにして、あまり力を入れていないように見える。共倒れが一番怖いからだ。 で、各種世論調査でも中川が先行。東京選挙区の自民党は「中川で決まり」みたいに見られている。 ところが、ここに異変なのだ。 東海はごらんのような美人だし、元スポーツキャスター。海外留学や外資系企業で活躍した経験もある。それだけに名前が売れ出したら強い。選挙戦終盤にかけて、ジワリと追い上げてきたのである。 「このパターンは3年前の丸川珠代と一緒です。自民党は現職の保坂三蔵の当選が最重要課題で、組織を挙げて応援。当初は世論調査でも丸川を3倍近く引き離していた。ところが、スポーツ新聞やTVが丸川をガンガン取り上げたものだから、最後は丸川が滑り込み、保坂が苦杯をなめた。保坂は茫然自失でした」(選対関係者) こうなったのは原因がある。保坂は高齢で東京のドン。自民党を象徴するようなタイプの政治家だ。そんなのが組織、団体、系列の都議、区議を締め付ける旧来型の選挙をエスカレートさせたものだから、反感を買ったのである。「その辺が今回もソックリ」なんて言われている。中川はドンではないが元大蔵官僚。こちらも「いかにも」という自民党候補だからだ。
●東海の追い上げに中川は真っ青 さて、波乱があるのかどうか、カギを握るのは浮動票だ。中でも注目されているのは前回、薬害エイズ原告団で名前を売った川田龍平が取った68万票の行方だ。この時は民主党は2人当選、公明党の山口那津男、丸川、川田の5人が勝った。つまり、民主2人を当選させた票とは別に68万の無党派が川田を押し上げ、当選させたのである。 「この票の行方次第では、東海は逆転ですよ。この票は一部はたちあがれ日本の小倉麻子のところへいく。小倉は弁護士で31歳。膠原(こうげん)病で苦しみながら、『頑張る人を応援する政治』を標榜。だから川田票の受け皿になる。でも、残りは蓮舫や東海に流れる。それ次第で中川が青ざめる展開もありそうです」(選挙関係者) 前回、丸川の選挙コンサルタントをやった選挙プランナーの三浦博史氏は「東海さんと丸川さんでは知名度が違う。だから、前回と同じではないが、組織団体の締め付けが逆効果になることはある」と言う。東海陣営には麻生元首相の元首相秘書官が入り、秋葉原に"生麻生"を呼んで人を集めたりしているのだから、中川は気が気じゃないだろう。 東京選挙区は最後まで分からない。 (日刊ゲンダイ2010年6月30日掲載) [ 2010年7月3日10時00分 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.03 11:44:39
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