<大相撲>野球賭博は全員氏名公表、特別調査委が勧告へ (毎日新聞)
記事写真 | | 処分の内容について会見する特別調査委員会の伊藤滋座長(左)と村山弘義委員=東京都墨田区の相撲教習所で2010年7月2日、岩下幸一郎撮影 |
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大相撲の賭博問題で、日本相撲協会の外部有識者で作る特別調査委員会(座長=伊藤滋・早稲田大特命教授)は2日、東京・両国国技館で会合後に会見を行い、野球賭博への関与を認めている力士や親方ら協会員に関して、懲戒処分や謹慎を勧告した者以外についても氏名公表を勧告すると決めた。
また横綱・白鵬関(25)=宮城野部屋=が花札で賭け事をしたと協会に上申書を出していたことを明らかにした。仲間うちの賭け事で、半年に1回、賭け金は数万円程度という。白鵬関は氏名公表の対象外だが、調査委が会見の質疑応答で明らかにした。
これまでは、調査委に懲戒処分案を勧告された大関・琴光喜関(34)=佐渡ケ嶽部屋=や大嶽親方(42)=元関脇・貴闘力=らのほか、名古屋場所(11日初日、愛知県体育館)の謹慎、休場を勧告された力士らの名が公表されていた。しかし監督官庁の文部科学省は、謹慎には及ばないと判断された者などの公表を要請していた。【高橋秀明】
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白鵬関が所属する宮城野部屋の関係者は2日夜、「今日は(対応は)無理だと思う」と話した。
[ 2010年7月3日2時37分 ]