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カテゴリ:生活
なぜ髪にはニオイがつきやすいの? (夕刊フジ)
そろそろ忘年会シーズン。飲み屋やカラオケ屋に行った後、髪がやたらとタバコや食べ物くさい...と感じることがある。なぜ髪にばかりニオイがつきやすいのか。体臭・多汗・ワキガ治療でおなじみの「五味クリニック」五味常明院長に聞いた。 「髪の毛にニオイがつきやすい理由はまず、表面積が大きいこと。長髪の人の場合、全身の表面積と同じくらいになるんですよ」 髪は周囲の空気などのニオイを吸収しやすく、「外からのニオイ」に加え、もともと頭皮・頭髪の「中からのニオイ」もあり、それらが濃縮されてしまうのだという。ただし、ニオイのつき方には個人差もある。 「髪のキューティクルは、ガラスと同じで、汚れても乾いた布で拭けばとれるもの。平安時代などは風呂に入らないので、くさいはずですが、そんな記述はない。どうしていたかというと、ブラッシングをしていたんですよ」 本来はブラッシングすれば、ニオイもとれるというが、ニオイがついてしまうのは、「キューティクルが傷ついて、枝毛・切れ毛などになっているせい」だという。 「ニオイがとれないから、ゴシゴシ髪を洗うでしょう。さらに、熱いドライヤーで乾かす。すると、キューティクルが傷ついて、ますますニオイがとれなくなる。悪循環なんですよ」 また、朝、シャンプーをしている人などは、半乾きで出かけることもニオイの原因になるという。 「空気中のニオイ物質は水溶性なので、半乾きの髪はどんどんニオイを吸着してしまいます」 髪のキューティクルには本来、自浄作用があるそうで、ニオイの原因には「洗いすぎ」もあるのだそうだ。 「髪を毎日洗う人が多いですが、健康な髪のためには洗髪は3日に1度くらいで良いんですよ」 とはいえ、毎日洗いたい場合は...。 「3日に1回ぐらいは、シャンプーではなく、たらいにお湯と少しの塩を入れ、それで洗ってみましょう。最初はごわつきますが、そこを越えると、本来の健康な髪に戻るはずです」 髪のニオイや痛みが気になる人は、ぜひお試しを。
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Last updated
2010.12.05 03:09:14
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