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テーマ:暮らしを楽しむ(383717)
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久しぶりに黄葉時のイチョウを見に行ってきました。
同伴者はいつものMさんです。 スタートは今年の1月に訪れた服部八幡神社のイチョウです。 そのへんの並木道に立っているイチョウとさほど変わらないように見えますが、実際、傍に近づくとやはりその高さ(25mは超えている)に圧倒されます。 もともとシンプルで整った樹形の木なので、葉が茂り色づいても、その端正な佇まいに変わりはありません。 これは福山市新市町にある素戔嗚神社のイチョウです。 4本の幹が株立ち状に伸びた珍しいタイプの木で、環境庁のデータによると、目通り幹囲6.5m、樹高32mとなっていますが、高さに関しては若干修正が必要かと思われます。 写真でも確認できますが、幹の上部がそれぞれ切断されているからです。 樹勢が一時衰え、治療のために切られたのだそうです。 でも、現在では見たところ、すこぶる健康そうで、幹の先端部からさらに枝が斜め上方に伸びているのがわかります。 今ちょうど色づき始めた吉備津一宮神社の大イチョウです。 いやあ、それにしても、この木はいつ見ても圧巻ですね。 怪異なまでのエネルギーが漲っているのを感じます。 いまだに太古の時を生きているような雰囲気を漂わせています。 なにせ、一属一種ですから。(ここから急に種の話) もっと正確に言うと、裸子植物門、イチョウ綱、イチョウ目、イチョウ科、イチョウ属のイチョウ(種)ということになります。 これをザックリ簡単に説明すると、他に親戚がまったくいないということみたいです。 もともとイチョウというのは、中生代ジュラ紀に栄えていた植物なんだけど、その後恐竜の絶滅と同じ頃に、他の仲間たちは全部姿を消してしまい、ひとりイチョウだけが今日まで生き残っているのだそうです。 ということは、あのわけのわからない気根や地面に落ちた実の強烈な臭いはジュラ紀の名残を今に伝えるものと言えるわけで、まさに「生きた化石」と呼ぶにふさわしい木だなあという気がします。 (次回に続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.11.12 21:14:19
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