デビュー6年目の下村瑠衣騎手は、青森県八戸市出身の22歳。高知競馬場にやってきて、3年の月日が流れようとしています。
3月6日の高知第1レース、下村騎手はずっとコンビを組んでいるペイシャウェヌスで、クビ差の勝利をつかみました。彼女にとって、90勝目の勝ち星です。
「直線は追いながら、思わず声が出てしまいました(笑)」
嬉しい勝利に、笑顔が弾けます。
デビュー3年目の妹尾浩一朗騎手、2年目の松木大地騎手と一緒に、フレッシュな記念撮影。
なんだか松木騎手が勝ったみたいですね。アハハ。
一夜明けて、調教に精を出す下村騎手。
夜さ恋ナイターの最終レースは、午後8時50分発走。
その翌朝の調教も、容赦なく午前3時頃からスタートします。
ゴールデンレトリバーの“椿”と下村騎手。
愛犬の存在が、ハードな毎日を癒してくれるそうです。
「うちの犬、いい飼い葉を食べてるんですよ。飼い葉のために働いてます(笑)」
下村騎手は合わせて3匹の犬を飼っていて、そのうち2匹は、保健所に収容される寸前のところを、里親として引き取りました。
幼い頃から乗馬を習い、ポニーに乗ってコンビニへ行っていた(!)という下村騎手。
馬や犬に愛情をそそぎ、自分と戦いながら、次のステップを目指しているところです。
佐原秀泰(ひでや)騎手と下村騎手。ふたりは那俄性哲也厩舎に所属しています。
佐原騎手はフィギュアやプラモデルのコレクターで、ガンプラ作りの腕はプロ級だとか。
腕利きの宮大工だったお父様から受け継いだ器用さを、ガンプラのみならずレースでも発揮し、「砂上の匠」と呼ばれています(命名:橋口浩二アナウンサー)。
そうそう、アニメやゲームにも造詣が深い佐原騎手に、聞きたいことがありました。
今年の黒船賞は、「戦国BASARA」とコラボしてるみたいなんですが、「戦国BASARA」って、一体なんですか?
「『戦国BASARA』は戦国時代を舞台にしたアクションゲームです。女性に人気のゲームですね」
さすが佐原騎手、なんでも知っちゅうね。
コラボ塩けんぴにも登場している銀髪のイケメンは、土佐の戦国武将・長宗我部元親。
高知には元親ゆかりの史跡が数多くあります。戦国時代フリークの競馬ファンは、高知競馬観戦&史跡めぐりの旅を堪能してみてはいかがでしょう。幕末フリークにも、もちろんおすすめです。
黒船賞をアピールする嬉勝則(うれしかつのり)騎手。
嬉騎手のバリバリの備後弁を聞く度に、福山競馬場を思い出します。
嬉騎手と佐原騎手と下村騎手は、福山競馬のジョッキーでした。
福山競馬の廃止から3年。
3月26日(土)に高知競馬場で開催される福山けいばメモリアルも、楽しみじゃけえのう。
3月26日の福山けいばメモリアルまで、あと18日。
3月15日の黒船賞まで、あと7日!