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カテゴリ:ダービーウイーク2016
5月31日、門別競馬場のダート2000mで行われた第44回北海優駿(ダービー)。 単勝1.4倍の1番人気に支持されたスティールキング(牡3、角川秀樹厩舎)が、二冠馬に輝きました。手綱をとった桑村真明騎手は、ダービー初制覇です。 北海優駿のレース映像(楽天競馬サイト) スティールキングは道中5番手の位置取りで、レースを進めました。 「2000mは初めてなので、『折り合いだけつけられれば』と。いつでも自分で動き出せる位置にいたので、やりやすかったです」(桑村騎手) そして直線で堂々と先頭に立つと、しっかり脚を伸ばして1着。 スティールキング陣営の笑顔が弾けました。 桑村騎手はデビュー12年目で、ダービージョッキーの称号をつかみました。 「今日は強気な競馬をしようと思っていました。『スティールキングの力が抜けている』と言われていたので、勝つことができてホッとしています」(桑村騎手) 角川調教師にとっては、2度目の北海優駿制覇。 「北斗盃から十分に間隔があったので、思う存分、中身の濃い調教ができたと思います。早めに抜け出しましたが、ジョッキーが自信を持って、馬を信用して乗っていたので、安心して見ていました」(角川調教師) ホッカイドウ競馬が誇る名トレーナーに、愛馬の長所をうかがうと――。 「とても利口な馬だと思います。普段はおっとりしているんですけど、レースが近くなると、雰囲気が変わってくる。だから調整しやすいですよね。馬場に入ってからの顔つきだとか、歩様だとかも変わってくる。そういう姿を見られるから、『今回もいい状態でレースに臨んでくれそうだな』と安心する部分があります」(角川調教師) 今後は三冠目の王冠賞(7月28日、門別ダート1800m)に向けて、ローテーションを組み立てていくことになりそうです。 「三冠を狙いに行って、その後は道営記念を目指すことになります。今年か、3年後になるか5年後になるかわからないけど、道営記念をぜひ獲りたいですね」 キングニミッツ(牡3、村上正和厩舎)&五十嵐冬樹騎手が、直線で脚を伸ばして2着。 逃げたジャストフォファン(牡3、角川秀樹厩舎)&阿部龍騎手は、3着。 奇しくも昨年の道営リーディング上位3名が、1~3着を占めました。 1着 スティールキング 桑村真明 2着 キングニミッツ 五十嵐冬樹 3着 ジャストファフォン 阿部龍 4着 ピットブル 吉原寛人 5着 アンビリーバボー 宮崎光行 北海優駿の全着順(楽天競馬サイト) 横綱相撲で二冠馬に輝いたスティールキング。 三冠のかかった王冠賞も、グランプリレースの道営記念も楽しみだな~。 「まずは三冠を目指して、頑張ります!」(桑村騎手) 次のダービーは……6月6日(月)に盛岡競馬場で行われる岩手ダービーダイヤモンドカップです! ☆井上オークスツイッターで、ダービー行脚のリアルタイムレポート更新中! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月05日 13時20分35秒
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