吉田チーフの毎月コツコツ投資 2022 May 21
毎月コツコツ投資2022May21 〜今週の取引〜 今週の取引はありません。 〜資産状況〜 2022年5月20日時点(投資開始2020年7月、投資金額22万円)ファンド名商品戦略区分残高口数基準価格評価損益ニッセイ TOPIX インデックスファンド国内株式パッシブ54,220円40,529口13,378円4円iFreeNEXT NASDAQバイオテクノロジー・インデックス海外株式米国株バイオテックパッシブ42,630円36,090口11,812円▲1,555円香港ハンセン指数ファンド海外株式香港株パッシブ71,953円54,788口13,133円▲8,884円SMT アジア新興国株式インデックス・オープン海外株式アジア新興国株パッシブ18,011円6,585口27,352円▲1,990円ニッセイ JREIT インデックスファンド国内 REITパッシブ27,773円13,925口19,945円727円総額214,587円毎月1万円貯金した場合220,000円【開国!正常化する世界】 いよいよ本格的にコロナ禍からの脱却が世界中で見られるようになってきました。最後まで中々元に戻らなかったのがビジネス出張ですがアメリカではコロナ前の9割まで回復したそうです。日本でもようやく出張が増えているように感じます。私の会社も今年から本格的に海外出張を再開することになりました。6月からは日本も外国人の受け入れ制限を緩和するので街に外国人がまた増えてくることになるでしょう。やっとですね。旅行、宿泊、観光ビジネスは大きな打撃を受けていましたがこれからは反転攻勢に出るタイミングですね。団体旅行や学生旅行はまだ少し時間がかかりそうですがゆっくり回復するのではないかと思います。地方の民宿なども廃業が相次ぎましたが残っている人たちは頑張ってほしいですね。コロナ禍の間に日本人の貯蓄額は過去最高を更新したようです。これはコロナでどこにも行けなくなって自然に増えてしまったためでこれからは皆さんお金を使い始めるのではないでしょうか?景気にはいい話ですよね。企業の業績には来年以降反映してきますので株価はここから買い場になると思います。ずっと日本株は買いと言い続けてきましたが、ようやく株価の上昇材料が整ってきたと感じています。そしてロシアウクライナ問題や中国のロックダウンなどがあったことから世界中の株価が割安になってくれています。コツコツ投資をやっている人はぜひここから株を中心に買っていきましょう。地域は米国、日本、アジアがいいと思います。欧州はちょっと難しくなりました。ロシアとの関係やウクライナからの移民問題が今後長引きそうですね。エネルギーをロシアに頼り切っていたのが非常に痛いですね。新興国も今はお勧めできません。米国株はかなり売られましたので私は米国株はずっと高い高いと言ってきましたがようやくフェアバリューまで落ちてきた感じがしています。上がるときはスピードが速いのがアメリカ株ですのでここからは買いで臨んでいきたいと思います。中国、香港株もようやく反発を開始しました。中国はコロナ対策を厳しくやっているせいで景気が冷え込んできました。人々の不満も高まり始めているため政府は何らかの対策をしなければならない状態に追い込まれています。今週利下げが発表されましたがそれ以外にも起業をサポートするような政策がこれから秋にかけてたくさん出てくるでしょう。中国株も強気で見ています。アメリカと中国が反発するのであれば当然日本も恩恵を受けると思います。日本はこれから経済が動き始めます。私たちも少しいい景気を実感するのではないかと思います。 【ついに日本にもインフレの時代がやってきた】 日本はずっとデフレに苦しんでいましたので私たちは価格が上がっていく環境に慣れていません。というか価格が上がっていくということはほとんど初めての感覚になるでしょう。先日いつものコーヒーショップでブレンドコーヒーを頼んだら価格が10円値上がりしていました。私の会社周辺で食べるランチも1000円では食べられなくなってきています。これもインフレの影響です。そしてついに会社の給料もベースアップが検討され始めています。大手企業は3−4%程度の給料アップを発表するところが増えています。これは3−4%上げてはじめて回りの値上げに立ち向かえるのであって、賃上げを一切しない企業は実質給料を下げているのと同じことになります。この感覚が日本人にとっては馴染みが薄いのだと思います。給料上げますというと喜ぶ日本人ですが物価が同じだけ上がっていたらこれはチャラということは体感として分かりにくいのではないでしょうか。給料下げますというと怒る日本人ですが、回りの物価が上がる中で給料は据え置きにされても特段文句を言わないのがインフレに慣れていない証拠です。インフレの環境下では給料がインフレ率を上回って上昇したときに初めて実質的に賃上げがあったということになります。これからは実質でどうかということを気にしなければ行けなくなりました。サラリーマン以外の人たちはそうはいっても自分の収入がすぐに上がらないよと思うかもしれません。だからお金をそのままにしておかずに投資をする必要があります。インフレというのはお金の価値が下がることです。お金の価値が下がるから物の値段が上がるのです。つまりお金で持っていると損をするのがインフレ環境になります。インフレの環境では資産への投資が重要になります。今まで貯金でたくさん貯めてきた人は価値が目減していくことを思い浮かべて一部は投資へ回していきましょう。インフレの世の中では株式や不動産、コモディティなどへの投資が良いとされています。ご検討ください。 【今年はコツコツ投資相場】 今年は順調に上がっていく資産はないと思います。どこかで変調をきたし、また戻るということが繰り返されるのではないでしょうか。ただ長期的にはまだまだ成長が続くと考えられますので、今年の大事なテーマは落ちたら拾う。コツコツ投資相場日和とお考えください。今年の禁じ手は高値づかみと債券と株の安易な分散投資です。 ~2022年シナリオ~ ○吉田チーフのメインシナリオ シナリオ内容有望資産、地域等長期メインシナリオ5年から10年中国リスクが増大。中国 対 資本主義国の決着が迫られる危機がやってくる可能性。日本は先進国の中心として、その他アジア諸国をとりまとめられれば経済を牽引するリーダーとして評価される。情報テクノロジーの覇権が終わり、取って代わる新しいビジネスが出てくる。地球環境問題が危機迫る。株式(個別株式)、国債(先進国)、コモディティ日本、中国、アジア諸国中期メインシナリオ3年から5年景気の伸びが少しずつ原則。景気は横ばい圏になるものの、株価の上昇は続く。バブルがはじけるリスクが高まる。負債リスクが高まる。日経平均はバブル最高値を更新。株式(アジア、バイオテック)、コモディティ日本、中国はこのころから退出を検討開始短期メインシナリオ1年から3年新型コロナの克服によって景気回復が進む。金融政策は正常化に向かい、やや早いペースでのインフレを伴いながら資産価格が上昇。バブル拡大期に入ると思われ資産価格は所々で異常な上昇をみせる。情報テクノロジーは新たなリスクに直面。バイオ、クリーンエナジーは引き続き産業発展の中心。徐々に地政学リスク、戦争リスクが高まる。米中間選挙、米中の覇権争い激化がリスク要因。中東、ロシアの動向にも注意。株式(内需株)、REIT、コモディティ米国、欧州、日本、中国、新興国バイオ関連、クリーンエネルギーなどシナリオ内容有望資産、地域リスクシナリオアジア新興国の人口急増、経済活動の活発化が地球温暖化を加速させ、環境異変によってグローバル経済がある時点から一気に冷え込む。コモディティ、実物資産、地産地消の世界、資本が集中していない地域の資産、温暖化の影響で住環境がむしろ良くなる地域サブシナリオ人類の英知、新しいテクノロジーにより、人間が抱える様々な問題を次々と乗り越えていく。国別格差が大きく出る、テクノロジー覇権争いに勝てる国の資産○取引ルール 1. 新規投資は毎月1回。タイミングは月末頃。 2. 1回の拠出額は1万円。1年で運用資産が12万円になる計算。 3. 長期投資が基本。10年後に資産がしっかり増えていればOK。 4. あまり多く売買をしない。 5. 取り扱う商品は投資信託のみ。個別株や個別債券、その他信用取引やデリバティブ、FXはやらない。あくまでも古典的な運用商品のみ。 6. 毎週運用状況を公開。シナリオと今後の予想を説明。