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このところ死についての話題が多かったですね。
ウサギの死から始まって、あかひれ、ロナルド・レーガン。 ウサギは、毎日少しずつ、体がばらばらになり、今では足の骨と、 毛が散乱しているだけとなりました。 ずい分長いこと、ひと所に在ったことになります。 もし野良犬とかいれば、あっという間にばらばらにされて、 どこかに、いってしまったことでしょう。 これが人間ですと、残った人達がそうならないように、 火葬などをして埋めてくれます。 それが自然とは言えないかもしれませんが、やはりそうやって 亡くなった方を守るのでしょうか。 いまから7~8年も前でしょうか。 会社に4つ上の先輩がいました。 同じグループだったのですが、仕事の内容が違っていたので、 倉庫で勤務していました。 体調が悪くなって、短い期間に入退院を繰り返すようになりました。 大分痩せたぞと噂を聞いていたのですが、それでも会社には間を 空けて出てくるので、それほど気にしていませんでした。 でも休みがちだったので、その先輩がしなければならない仕事が、 滞ってしまい、その処理をするように言いつけられました。 ほとんどが事務の処理ですが、荷物の搬入搬出もあります。 手伝いに行って3日目でしょうか、その先輩がひょっこり出て きました。 もともと痩せてはいたのですが、見る影もないくらい痩せていて、 骨に皮が乗っているという感じでした。 そこまでひどいと、やはり声をかけることができません。 挨拶を交わすだけで、調子はどうですか? くらいの当たり障り のない話しか出来ません。 明らかに異常です。 悪い言い方をすれば、死相が出ています。 それから二日後に、また入院してしまいました。 そして、生きて退院することはありませんでした。 亡くなる2~3日前に、定期はどこだ、メガネはどこにある。 いまから会社に行くんだと、言ったそうです。 その話を女房にしたのですが、やっぱり最後まで仕事が気に なるのかな? と、言ったところ、女房がこう言いました。 「死ぬのが恐かったんじゃないの?」 この言葉にびっくりしてしまいました。 でも、それが正解かもしれません。 誰でも異常と思ったのですから、本人も気が付いていたでしょう。 発病してから、わずか2ヶ月くらいでした。 どうせ生きてこの世から出られないのですから、笑って一生を 過ごしたほうがよさそうです。 ◇ホームページ 世界の名言を紹介しています(相互リンク募集中です) 世界の名言 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月05日 07時20分43秒
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