カテゴリ:漫画
『風光る』渡辺多恵子 ・・・解説・・・ 時は幕末。文久3年(西暦1863年)の京都。 富永セイは、兄と父を「幕府を倒し天皇政治を起こそうとする長州勤皇派」 に殺されてしまう。仇を討とうと考えたセイは、 長州勤皇派に対立して兄が入隊したかった、 「壬生浪士組」の入隊試験を受けた。そのために、 名前を神谷清三郎とかえ、性別も男と偽った。 なんとか入隊を許され、副長助勤の沖田総司の下に付くことができた清三郎。 ところが、まわりはケダモノのような浪士だらけで…!? 幕末青春グラフィティ!! 完結しました!!
全45巻です 渡辺多恵子先生『風光る』超高画質複製原画 A(サイズ中) 最終回のカラーだそうだけどとっても素敵です (セイちゃん白無垢着てる) 今年の春に最終巻を迎えたのは知ってたんですが なかなか読む機会がなく今日となってしまった 44巻までは読んでたんだけどね 私、この作品大好きでしてね 特に山南さんが亡くなるあたりは ほんと夢中で何度も読んでました そして初めてマンガ家の先生にファンレター出しました PCでですけれども 渡辺先生から、2年続いて年賀状も頂きました 私の宝物です だからね、とても思い入れのある作品です もちろん史実に基づいて作っておられるので どういう展開になるのかは(いくら歴史に疎い私でも)知ってたので 総ちゃんの事を考えると心が痛くて 最終回が来てほしくないけれど しかしセイと総ちゃんはどんな風にラストを迎えるのかが とても気になっていました 普段はぼーっとしていて優しいんだけれど 剣を持つと人が変わりとても強く そして近藤さんや新選組のみんなをとても愛していた総ちゃんが 私はほんとに大好きでした そんな総ちゃんを大好きなセイ 女子なのに男と偽って新選組に入隊し 何度もバレそうになりながらも最後まで戦い 全身全霊で総ちゃんの事を愛したセイも大好きでした だから最後のほんの少しの間でも 二人が本当の姿に戻り、口約束だけでも 夫婦になり支え合って幸せに生きたことがとても嬉しかった 44巻の総ちゃんが息を引き取った時 私もセイちゃんと一緒に泣いてしまいました そして45巻は荒れたみたいですね 巷では炎上したみたいですね セイちゃんのあの子供は・・・と まぁわからんでもないですよ けどなぁ・・・ あの場合、総ちゃんの子供を授かるってのは無理がある 病を抱えて今日を生きるのも精いっぱいって時に 子どもを作る行為なんて セイちゃんがしたいとは思わなかっただろうし ましてや総ちゃんにそんな体力なかっただろうし 土方さんの子供なのは100%だよね それもなんでレイプ??? みたいな感じで炎上してるの見ましたが あの時セイちゃんが函館まで土方を訪ねてきて 総ちゃんの遺品を届けたらきっと自害するつもりだったんだろう 届けるという遺言があるから自害しなかっただけだし だけど土方としてはセイちゃんを死なせたくなかった セイちゃんが男なら一緒に戦って死んだだろう だけどセイちゃんは女の子 しかも総ちゃんが唯一ただ一人愛した女の子 新選組に入隊してからも ずっと二人を見守ってきた だから後を追ってほしくなかったんだろう 何度となく総司に救われた命だろう!! 粗末にすんじゃねぇ!! それでも死にたいというセイちゃん そして総司からの遺言の意味を考える土方 本当に総ちゃんが土方に残したかった遺言かどうかはわからない けれど土方はそう理解したんだね そして無理やり、力づくでセイちゃんに襲い掛かる土方 泣きながらセイちゃんに 生きてくれ―!! そしてここからのモノローグで やっぱり泣いちゃったよ・・・ 泣かずにはいられないでしょ 神谷さん 生きてください 風の中に 揺れる草に いつも私を探してください 探してくれる あなたがいる限り 私はきっとそこにいます 私が思うには・・・ 最初は抵抗していたセイちゃんも 総ちゃんのあの言葉を思い出し(↑の) ちょっと冷静になり そのまま素直に土方に体を預けたんではないかと思っています だからレイプではないと私は思う セイちゃんが出発するときも冷静だったし そして最後に出てきた総ちゃんに似たセイちゃんの子供 みんなそこが残酷だとか言ってたけど 土方とセイが大好きだった総ちゃん 二人が体を重ねた時も きっとずっと二人は総ちゃんの事を考えてたはず だから総ちゃんに似たっていうミラクルも マンガなんだからいいじゃないの あの日、一度の行為で子供ができる確率は低いけれど それがセイちゃんの生きる糧となったし 総ちゃんに似た子供を授かり 生きる気力も湧いてきたんだろう 私はこのハッピーエンド好きですよ 王道なハッピーエンドではないけれど あれが総ちゃんの子供だったら 逆に不信感しか残らない だからセイちゃんと土方の子供でいいと思う セイちゃんにしたら セイと総ちゃんと土方、新選組のみんなの子供だろう こういうラスト、好きです 渡辺先生、23年間お疲れさまでした 草がなければ風はきっと by沖田総司己自信さえ見失うだろう だから君は もっともっと大きく揺れて 「お前の居場所はここなのだ」 と風に教える草になりなさい 二人のツーショット見ると・・・胸が苦しくなる・・・ 【中古】 風光る画集 花がたり /渡辺多恵子(著者) 【中古】afb 【中古】風光る サウンドコレクション 私 的 評 価 5 段 階 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年02月07日 23時13分25秒
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