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今日は、私が顧問をしている「長野生活と健康を守る会」の総会。この総会のごあいさつで紹介した「ちょっといい話」。
11月の「生活と健康を守る会」と県住宅部の交渉の際、駒沢団地に住んでいるMさんがお引越しをしたいと希望を出しました。Mさんは車椅子のひとり暮らしの男性です。ところが、今まで住んでいる所(県営住宅)は1階は台所兼用の一部屋しかなく、寝るためには狭くて急な階段を上って2階へ上らなくてはならないのです。「何とか階段を上らなくていいところに引っ越したい。」というのが、Mさんの願いでした。「県営住宅の空家の状態を調べて、何とか対応しましょう。」というのが、その日の住宅部のお答えでした。 私は、Mさんのお部屋を見せてもらいにいって、これでは本当にお気の毒、何とかお正月は、新しく、使い勝手がいいお部屋で迎えていただきたいなあ、と考えました。 早速住宅課の職員に実情を説明しましたところ、きめこまやかな対応をしていただき、本来お引越しの際、今まですんでいたところの障子やふすまを張り替えていく費用がいるのですが、それは免除となり、引越し用のトラックの手配とその費用、Mさんが自分で入れたお風呂の移転費用(なんと5万5千円)などは、県が長野市と交渉して、生活保護の費用で出ることとなり、個人負担なしのお引越しで、同じ県営住宅の中の、階段を上らなくてもよいつくりのところに移れたのです。 Mさんは、使い勝手がよくなったお部屋でお正月を迎えることができ、引き続き老人クラブの「カラオケ部長」もつとめられることになりました。 2,3日前に、県庁の廊下で住宅課長に会いましたので、「住宅部の皆さんに、いろいろお世話になりました。」とお礼を言うと、「いや、県職員たるもの、本来、当たり前のことをしただけですよ。」という返事が返ってきました。本当にその通りではありますが、今までは、なかなかそんな言葉も、そんな仕事も、県職員から示されたことが少ないのです。 県職員は、県民の幸せのためにがんばっているのだという、最近あったちょっといい話。 やっぱり、県政は、確実に変わり始めています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2002年02月04日 23時41分32秒
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