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角間ダムの計画について検討する第2回角間川部会が山ノ内文化センターで開かれた。
前回の自己紹介や現地調査にもとづいて、風間部会長の提案で、限られた審議時間を合理的に使うために、部会閉会中にそれぞれの委員からの質問を受け付けることになったが、本日の部会にその質問と県からの回答が印刷して配布され、その数91項目。私は今回は質問を出さなかったが、公募で選ばれた特別委員の皆さんの熱意が伝わってくる。県の事務局も大変な作業だ。本当にご苦労さま。 配布された印刷物にもとづいて、幹事である県側から説明があり、それに対する質問がかわされたが、質問の内容もなかなか具体的でまとを得ており、鋭いものが多い。それに対しての県の回答は、今までダム計画を最良のこととして検討してきた立場としてはやむをえないことではあるが、ダム以外の方法については、「困難である」とくり返し、流量調査や、堆砂の問題など、いくつかの点での調査不足、データ不足も明らかになった。 また、この流域が抱える問題のひとつとして、私自身も上流部の大規模な地滑りや地質の問題が心配であるが、今日の説明の中で、角間ダムのダム計画のなかに、地質上の問題から遮水対策が約20億円の予算を見込んで計画されていることを知って、私としては驚いている。やはり、ダムを作ると言う点では、さまざまな問題点を含んでいる地域なのだと言える。住民への充分な説明が必要になってくるだろう。 最後に、今後の部会の進め方について議論したが、「私は治水対策としてはダムが一番優れていると言う考えに、今も変わりはなく、ダム建設には賛成だが・・・」という委員から、「県民は、知事選の82万票でダムなしを選択している。その世論がある以上、これを無視するわけにはいかない。ダム案はすでに県の計画があるのだから、ダムに賛成の人も反対の人も、みんなでまずダムによらない治水・利水についての案を出し合い、議論したらどうか。議論してみて、その実現の可能性がなければ、ダム案に戻ればよい。」という提案がされ、大筋この提案で合意した。 浅川部会で13回にわたり、ダムの是非をめぐって、「賛成」「反対」で激しく対立して議論を戦わせ、多くのエネルギーを費やしたことを思い起こすと、まさに様変わりの部会風景である。その意味では、ここまでの議論が決して無駄ではなかったこと、知事選の圧勝の影響も無視できないことを、今さらながらかみしめる。 夜、間近に迫った飯山市の市会議員選挙で、2期目の選挙に挑戦する小林議員の後援会決起集会に参加。オープニングが「麗しき天然」の男性による独唱と全員合唱の「ふるさと」だったので、先日みた映画「阿弥陀堂だより」のロケ地にもなっているこの美しい飯山市で、人に暖かい政治の前進を、と映画の感想にもふれながらごあいさつさせていただいた。 飯山市の日本共産党市会議員団は現在3名。4年前の選挙で議案提案権を獲得し、早速長野県下17市中で一番高かった保育料の引き下げや巡回バスの運行を実現するなどの力となってがんばってきた。議会内の良心的な無党派議員との共同のとりくみも大きくすすみ、市長提案の予算は住民の声に答えていないと提案した予算修正案には7名の議員が賛成するという今までにないこともおこっている。日本共産党市会議員団としては、現職議員3名の再選をめざす選挙だが、定数より5名オーバーで、新人候補も多い激しい選挙が予想される。せっかく市民要求実現のために役立ててきた議案提案権が、引き続き確保されるよう、3名全員の当選を願っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2002年11月10日 23時10分51秒
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