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原田のぶゆき長野市議の後援会が毎年開いている「蛍を見る会」に参加した。
天気予報では「夕方から雨」と言われていて、心配されていた今夜のお天気だったが、午後の一時期どしゃ降り状態で降った雨があがり、夕方には、すっかり「蛍を見る会」日和。薄暗くなってきた上野中央公園に、ひとり、またひとり・・・と参加者が集まってきた。 まずは開会式。中野後援会長に続いて、私もごあいさつさせていただき、原田のぶゆき長野市議がごあいさつ。この「蛍を見る会」は、地元の土京川の蛍を守り、楽しもうと、原田市議が当選した時から後援会の行事として取り組み、今年で22回目になるとのこと。当時は、地元の人たちの関心も薄かったと言う。地域の開発がすすんで川が汚れ、蛍の数が減って、2、3匹しか出ない年もあったとか。 そんな土京川の蛍に、絶滅の危機があった。14年前、集中豪雨で護岸が崩れ、改修工事が大がかりに行われることになり、住民説明会に参加した住民の人から、コンクリートのいわゆる三面張りで固める工事になると聞いた原田市議や中野後援会長、後援会の人たちが、これでは蛍が住めない川になってしまうと危機感を感じ、私も一緒に長野建設事務所に、工事方法の変更をお願いに行った。 その結果、工事方法は石積み工法などに大きく変更されることになり、長野建設事務所の職員の紹介で、上田市の蛍を守る会の会長さんが来て下さって、その会長さんの指導のもとで、工事開始の前には、原田市議や後援会の人たちとともに、県の職員も一緒になって、川底の蛍の幼虫を上流に移す作業を行なった。こうして、土京川の蛍は絶体絶命の絶滅の危機から守られたのだ。 私は、ごあいさつの中で、改めて、そのことを紹介させていただいた。 原田市議も、ごあいさつの中で、「この土京川の蛍は、地元で生まれ育った、土着の蛍、DNAは土京川の源氏ボタルだと言う点が貴重です。」と強調していた。参加者一同納得。 その後、原田市議と後援会の皆さんは、毎年春に川の清掃を続けてきた。今年は10袋のゴミが出たそうだ。蛍が住める環境を守り続けてきた多くの人たちの、この努力が無かったら、やはり、蛍は住めなくなっていただろう。たゆまぬ努力の大切さを痛感。 開会式が終わり、先頭を歩く、真新しい若草色の「山口のりひさ」と書かれたのぼりや「原田のぶゆき」ののぼりを目印に、上野中央公園を出発。暗闇の中で、行列はどんどん参加者が増え、子供連れの若いお母さん達や、小さい子に手を引かれて、うれしそうなおじいちゃんや、「宣伝カーが回っていた時はどしゃ降りだったから、どうなるかと思ったけど、晴れて良かったねえ。やっぱり、行いがいいからだね。」などと、みんな弾む心で現地へ向かう。 公園から徒歩2~3分で、早くも道路から右下の土京川に舞う10匹くらいの蛍が見えて、「わー、きれい!」と声を上げると、「まだまだ、こんなもんじゃないよ。すごいんだから。」と、原田市議。 道路わきのりんご畑の中の小道を通って河原に自然に降りて行く道を歩きながら、思わず息を飲んだ。いる、いる、いる!蛍が闇の中で、消えたり、明るくなったり、まさに乱舞している。対岸の斜面から生えた木々が、高く川面に覆い被さって茂っているため、なんと蛍は、岸から覗き込む川底にも、岸辺にも、はるか上を見上げる木々のうっそうとした枝々にも、暗闇を背景に、まるでクリスマスのイルミネーションのように点滅しながら乱舞している。 地元の区長さんが一生懸命草刈りをしてくださったということで、草むらの中で、ところどころ川岸ぎりぎりまで行って、川底の蛍を見ることができるのも、ありがたい。ため息をつく、いつまでも見飽きないこの光景が4~500メートルは続き、1000匹以上の蛍が舞っている光景は、本当に見事というほかは無い。原田市議の話では、一時は5匹くらいしか出ない年もあったが、最近の下水道の整備で、蛍の数が増えてきているのではないかとのこと。 歩いて行かれる終点の場所は、左側からも水の流れが合流しているため、岸の両側に蛍が舞い、両岸をおおっている木々の茂みに無数の蛍が舞って、まさに「蛍のトンネル」になっている。 子供の頃や、若い頃に、川面や田んぼ一面に舞う蛍を見た記憶はあるが、今日のような光景は生まれて初めての経験。幸せな満ち足りた時間をすごすことができ、多くの人たちの蛍を守り続けてきた活動に、心から感謝。原田市議、中野後援会長と後援会の皆さん、心ある県の職員の皆さん、上田の蛍を守る会の会長さん、区長さんや地元の皆さん・・・そして、私も、少しばかりそのお手伝いができたことにもなり、うれしいことだ。 この土京川は、田子川に合流し、田子川は浅川に流れ込む。蛍の住むきれいな川を、地域の宝物として守り続けたいもの。 なお、この土京川の蛍は、まだしばらくの間見られるので、多くの人に見に行って欲しい。そして、なんと、今週(7月5日号)の「赤旗」日曜版の3面でも写真入りで紹介されているので、こちらも是非、見てほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月06日 01時15分44秒
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