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ここ数日の例年に無い大雪で、各地で雪の被害が続出するなか、党長野県委員会は唐沢ちあき本部長、山口典久事務局長による雪害対策本部を設置、私と武田良介さんが副本部長に任命された。
早速、中野市で、農業用ビニールハウスが倒壊するなどの被害が出ていて、現地調査に来てほしいとの要請があり、朝から出動。我が家の周りも、すでに、昨日だけでも一日に4回も雪かきをしているが、昨夜降り積もった雪で狭い道路にわだちができ、必死の思いで県道に出ると、県道も除雪がされておらず、深いわだちが狭い道路に大きく三本。対向車が来てよけようとすると車が限りなく道路沿いの人家にぶつかりそうになり、ハンドルをとられ、車は上下左右にジャンプし、比較的除雪がされている国道に出るまで、命がけ。 中野市で、青木豊一、阿部光則両市議と合流し、被害にあったイチゴ農家のビニールハウスに到着して、あまりのことに、一同、呆然。 昨日の朝、収穫がようやく始まったイチゴを奥さんと二人で収穫していると、突然メリメリ、バキバキという音とともにビニールハウスが倒壊し、命からがらハウスから脱出したのだという。 雪の重みでビニールハウスのパイプが逆方向にグニャリと曲がり、支柱は倒れ、ビニールが敗れ、赤く色づき始めた大きなイチゴは、この寒さで凍ってしまって売り物にはならないとのこと。1万4千株の白い花がしっかりついて実るばかりのイチゴの苗を安全に管理できる保障も、今のところ無い。目の前の倒れたビニールハウスと、びっしり並んだイチゴの苗を見ると、ここまで育てた農家のご苦労を思い、本当に、胸が痛む。 10棟のハウスがすべて倒壊した、このイチゴ農家は、「8年前に2800万円かけて改修し、借金もまだ500万円残っている。せっかく息子が後継者になってくれたが、このままではもう続けられない」と。若い後継者ともども、希望を持ってがんばってもらえるような支援が必要だと痛感。 ぶどうのハウス4棟すべてが倒壊し、さくらんぼのハウスにも被害が出たという別の農家も訪問。この写真は倒壊したぶどうのハウス。手前の雪をかぶっているのが倒壊したハウス。本来は後ろに見えるハウスと同じ高さだったもの。 「天気予報が雨だったから、油断してしまった。燃料も高いし、以前のように、農協や改良普及員からのこまめなアドバイスも無い。つぶれたハウスの解体や片付けだけでも数十万円はかかる。パイプだけでなく針金があるので、業者も嫌がるし、手間がかかる。」と、すべては自己責任? やはり、雪の重さでビニールハウスのパイプが逆に曲がってしまったさくらんぼのハウス。 大変ななかを現地でお話していただいた農家の方に激励とお礼を言って、池田茂中野市長を訪問。副市長や市の幹部の皆さんと懇談し、現在被害状況の情報収集にあたりながら、除雪などの対応に追われている現状をお聞きし、現地でつかんだ被害状況や被災者の声をとどけ、激励。 実は今朝出かけるときに、長野市内のKさんから私に電話があり、彼女の友人から、「14日に静岡に出発し長野に帰る途中の山梨県北斗市の国道20号線で30時間、車に閉じ込められ、1食しか食べておらず、いつになったら脱出できるか困っている。」と相談の電話があったとのこと。早速、「北斗市にも、党や党の議員が必ずいるから。」と、党県委員会に連絡を取ってもらい、党山梨県委員会、北斗市の議員さんを通じて、地域の3公民館が開放され、炊き出し、毛布などを出していることがわかり、すぐに連絡し、「あたたかい食事が取れ、元気になりました」と連絡がはいったとのこと。 記録的な大雪。被害の少ないことを祈りつつ、助け合いの活動が本当に大切になっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月17日 02時07分39秒
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