三宅祐司・ヘルニア・カイロプラクティック
タレントの三宅祐司さんが、巨大な腰椎ヘルニアのため、年内の芸能活動を休止ということです。三宅さんは、カイロプラクティックの愛好会としても知られ、最低でも月一回、多いときは週一回のペースで定期的に、カイロプラクティックに通院し、アジャスト(ボキッバキッ)を受けていたそうです。外的な繰り返しの衝撃が、ヘルニアの原因になったり、ヘルニアの増悪・悪化になったりするのは、医学的常識で、平成7年には厚生省から各地域保健所あてに、カイロプラクティック・整体によるアジャストの禁止通達がでています。(通達は、法律的には強制力や罰則がないため、あいかわらず、乱暴なアジャスト矯正は行われています。)また医師の中には、繰り返しの外的な衝撃は、(カイロプラクティック・整体以外でも、格闘技や、ラグビー、サッカーなどぶつかり合いの多いスポーツ、あるいは工事現場などでの重量・負荷のかかる肉体労働などでも)良性の脊髄腫瘍を産み出す原因になるという指摘もあります。いずれにせよ、バキッバキッという乱暴な整体アジャストは、骨粗しょう症の方が骨折する事例も、毎年、年間数人も報告されており、受けない方が無難でしょう。今回、三宅さんは、ヘルニア悪化の原因は過労としか、語っていませんが、数年にもわたって、持続的に、アジャストという外的衝撃 を加えることが、ヘルニアにとって最も悪い刺激であることは、多くの医師が指摘する通りです。わたしも、三宅祐司さん、とりわけSETの舞台の古くからのファンであり、1日でも早い回復をお祈りする次第です。