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トルコとイスタンブール、ちょっと投資

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2014.06.11
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カテゴリ:投資
 今日も、世界銀行によるトルコの経済成長率予測など、新しい記事がいくつか出ていました。特に昨日紹介できなかった「証券取引所(注:株価指数)は『ゲズィ(公園抗議行動)』前に近づいた」という見出しの記事を紹介しようと思っていたのですが、BIST-100指数は、今日はなんと3.25%、約2,650ポイント急落しました。今日は、この下落の原因に関する記事を紹介します。

 今日のBIST-100は、「横ばい+急落+横ばい」型となりました。
 今日のBIST-100は、昨日終値とほぼ同じ、81,700ポイント水準で寄付きました。前場はほぼ横ばいで、後場に入ってか急落し、午後2時半過ぎには79,000ポイントまで下落しました。その後はほぼ横ばいとなり、大結局、昨日終値から3.25%、約2,650ポイント急落して、一気に79,000ポイントに接近しました。


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 今日紹介する記事は上でも紹介しましたが、BIST-100指数の急落に関するものです。
 見出しは「ISID(イラク・ダマスカス(シリア)イスラム国家)が(モースル市内に)入り、株式取引所は急落した」です。
 イラク・ダマスカス(シリア)イスラム国家(ISID)とその他のイスラム民兵グループがイラクの2番目の大都市であるモースル市を支配し、同市に所在するトルコ総領事館を占拠したことにより、イラクから生じた地政学的なリスクが増大したことため、取引所イスタンブルのおける下落は3%を超え、株価の下落は中東地域でビジネスを行っている会社の株でより激しくなっています。

 BIST-100指数は、前場には82,000ポイントの抵抗線に近づきましたが、昨年6月3日から現在までの、ザラ場での最高値水準となりました。指数は、イラクと関係するニュースが流れた後、78,998.59ポイントまで下落し、トルコ時間(TSI)15時36分には2.65%の下落により79,505.97ポイントで取引されていました。
 イラク北部の各都市に5日前から攻撃を開始したISID及びその他のイスラム民兵グループは、昨日、イラクの2番目の大都市であるモースルの支配を奪取しました。
 今日は、在モースル・トルコ総領事館がある民兵組織によって占拠されました。ロイターに情報を提供した政府関係者は、総領事館員に関する情報を収集するよう努めていることを明らかにしました。
 ある証券会社の調査部長は、「イラクにおける事件が、トルコの総領事館に飛び火したというニュースは、BISTにおける売り圧力を我々の予想以上の水準に引上げた。現地の状況が明確になるまでは、ヴォラティリティーの高い状況が続く可能性がある。」と述べました。
 別の証券会社のストラテジストは、「投資家の観点からはドル建てでは過去3ヶ月間で35%上昇した市場で利益確定売りの原因として現れた今日のイラクの事件が、(BIST-100の)上昇トレンドの継続性を断ち切ることになるとは自分は考えていない。短期的には78,000ポイント水準まで下落すれば、買いのチャンスとして分析するのが正しいと考えている。」と述べました。
 同ストラテジストは、TCMB(トルコ中央銀行)が金利の引下げを今後3回の(金融政策委員会(PPK))会合で継続させるであろう、また、欧州中央銀行(ECB)の国債購入プログラムの好影響が用意されている環境においては、イラクの事件の影響を会のチャンスとして評価することができると述べました。

 イラクでビジネスを行い、BISTで株が取り引きされている会社の株式では、うち注文が多くなった。イラクにおける活動が10億ドルで、全事業に占める割合が34%となっているエンカ建設は、最も影響を受けた株式の筆頭となり、6.77%下落しして5リラ65クルシュで取引されています。
 ロイターの質問に答えたエンカ建設副社長は、同社の工事現場は北イラクにあり、今回の事件が同社に直接悪影響を与える状況にはないと述べました。
 別の証券会社の調査副部長は、「エンカ建設はアルビル市で2ヶ所、スレイマーニエ市とドホーク市でそれぞれ1ヶ所、イラク国内では合計4つの建設現場を持っている。これらはすべて北イラク地方政府行政区画内であり、戦闘が行われている地域ではない。しかし、クルド地域も、今後の進展により、戦闘が拡大する状況にもなりかねないとの認識がある。拡大の可能性は一つのリスクである。そのため、株に売り注文が来ている。」と述べました。
 石油も一部をイラクから購入しているテュプラシュ(Tupras、石油精製会社)の株も3.51%下落して50リラ80クルシュ水準となっています。
 テュプラシュは2013年に原油の16%をキルクークから、17%をバスラから購入していたことを指摘した同副部長は、「しかし、テュプラシュは広範な原油購入先を持っており、当該地域で起こり得る損失を、他の地域で対応することができる。そのため、事件の進展は、テュプラシュ株に限定的な悪影響しか及ぼさない可能性がある。」と述べました。

 アナリスト達は、トルコのセメント業界にとって2番目の大市場であるイラクにおける混乱は、同業界の株にとってリスクを形成していることを指摘しています。
 モースルにおける戦闘が、トルコからのセメント輸出会社に影響を与える可能性があると予測している別の証券会社の調査部長は、「トルコの輸出の17%を占めるイラクは、トルコにとって2番目に大きな輸出市場である。マルディン・セメントのイラクに対する輸出割合は30%水準となっている。同社経営陣は、イラクへの輸出が大幅に減ることは想定していない。なぜならば、同社のイラクへの輸出のほとんどは北イラクへの輸出であるからである。同社の株にとっては軽い悪影響である。」との分析を行いました。
 マルディン・セメント株は1.61%低下して、4リラ89クルシュで取引されています。アダナ・セメント株は3.08%下落して、4リラ40クルシュで取引されています。

 いつもどおり最後は市況です。
 今日は、日本を除き、世界の主な株式市場はほとんど下落が続いているようですが、取引所イスタンブルは、今日は急落して、一気に79,000ポイントに接近しました。
 今日のBIST-100は、「横ばい+急落+横ばい」となりました。昨日終値とほぼ同じ、81,700ポイント水準で寄付きました。前場はほぼ横ばいで、午前10時頃には今日の最高値(81,915.44ポイント)をつけました。後場に入ってか急落し、午後2時半過ぎには79,000ポイントまで下落しました。その後はほぼ横ばいとなり、大引け前には今日の最安値(78,592.20ポイント)を付けました。結局、昨日終値から3.25%、約2,650ポイント急落して、79,021ポイントで今日の取引を終えました。

 今日は、為替もリラの急落です。(日本時間6月12日午前2時頃)。
  ユーロは1.14%リラ安の、   1ユーロ=2.8506リラ、
  ドルは1.26%リラ安の、     1ドル=2.1061リラ、
となっています。


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 今日は絨毯ではなく、キリムを紹介します。




















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Last updated  2014.06.12 05:06:34
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