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2023.01.29
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カテゴリ:社会問題
 今日(128)、約1ヶ月半、あるいは約7週間ぶりにブログを更新します。

 この間、楽天版では2人の方から、ライブドア版では1人の方から、ブログ更新再開を期待されるとの有難いコメントをいただきました。コメントいただいた方々には、この場を借りて心よりお礼申し上げます。一方、ブログ更新再開を期待されているのはこの3人の方だけなのか、もう少し多いのかは分かりませんが、状況や時間が許す限り、これからもできるだけ更新したいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
 

 なお、ブログ更新のための励みにしていますので、是非クリックをよろしくお願いします。

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 これ(昨年1218)まではほぼ毎日のように更新してきました。いつも紹介している解説者についてでしたが、「紹介することが無くなって、無理やり説明を行っているように思える」という趣旨の指摘をしたことがあります。管理者も7週間近くブログ更新を休んでみて、少し鳥瞰的にトルコを見る機会となりました。昨年の今頃の状況、昨年12月半ばの状況と今の状況、の3時点を比べた場合、「非常に大きな変化はない」というのが、管理者の結論です。勿論、細かく見れば、いろいろと違いがありますので、これまでやってきたようにマイクロ的(微妙)な変化、小さな事件をもれなく?紹介することも可能です。一方、今回、改めて感じたことは、上でも紹介しましたが、小さな変化が積み重なって一定の動き・流れはできているものの、日々の動きは右に行ったり、左に行ったりで、方向性が明らかになるには時間がかかるということです。あまりにも日々の動きを追いすぎると、大きな流れを見失ってしまう、つまり、「木を見て、森を見ず」になるのではないかという気がしました。

 以下、約7週間前(ある意味では、1年前)との比較・変化を具体的に紹介します。

(1)エルドーアン大統領、AKP、あるいは共和同盟の勢力・支持率が盛り返してきているものの、野党6(後で説明しますが、今後は「国民同盟」と記述します)の比較的優位は変わらない。そして、HDP(あるいはクルド系住民票)をはじめとする左派連合の“反エルドーアン票”を集めることができれば、エルドーアン大統領を選挙で破ることは十分可能。というよりも、「国民連合+左派連合(=有権者の50%+1以上)」を分断するか、投票から遠ざけなければ、エルドーアン大統領の当選・勝利はありません。

(2)野党6党を構成している全政党は、支持率の頭打ち、それどころか多少の低下傾向が明確化しています。そのため、CHPと善良党以外の4(SPDPDEVA及び未来党)は単独で国会議員選挙に臨んだ場合、国会議員を出すことはほぼ不可能なことが確定しました。そのため、選挙は1つのリスト(=全ての立候補者が1党の候補者リストに記載される)か、せいぜい2(CHPと善良党)のリストで選挙に参加することになり、28日に開催された6党党首会合でも「国民同盟」が強調されることとなりました(今後は「6本足のテーブル」という言い方はほとんど使われないと予測する解説もありました)

(3)大統領選挙、国会議員選挙の投票日は、エルドーアン大統領が明示的に述べている514日の可能性が高くなりました。しかしその場合、国会議決による選挙日程の決定は困難で、大統領権限による早期選挙の実施となる可能性が高い状況です。

(4)憲法の規定上、普通に読めば、大統領権限で早期選挙を行った場合、エルドーアン大統領は3選禁止規定に引っかかり、立候補資格がないというのが一般的な見方です。勿論、エルドーアン大統領、バフチェリMHP党首を始めとして、共和同盟は「立候補資格あり」と主張しています。しかし、その主張が認められれば、実質的に無制限に再選可能となるため、上記のように、熱烈なエルドーアン大統領支持者以外は、違憲と見ていると思われます。ただし、その判断は、先日、新たに選出された委員長(会計検査院長の兄)を筆頭とした高等選挙委員会(YSK)が行うため、不合理な(=エルドーアン大統領の指示どおりの)決定が行われることが確実視されています。しかし、国民同盟はYSKに異議申立をすることを正式に本日の会議で決定しました。最終的にはエルドーアン大統領の息のかかったYSKの決定によるため、国民同盟もエルドーアン大統領の選挙参加資格がなくなるとは考えておらず、昨日発表された国民同盟(野党6党=6本足のテーブル)の第11回会合の合意文書にも、エルドーアン大統領の立候補資格に異議を申立てること、そして、その異議が棄却されれば、選挙でエルドーアン大統領を破ることを明記しています。

(5)第11回国民同盟の会議の合意文書で、「共通大統領候補者の選択基準について話し合った」と初めて明記されました。この点については、CHPと善良党の鍔迫り合いが未だに続いています。この“鍔迫り合い”が、“エルドーアン大統領・共和同盟の支持率を上げ、野党の支持率を下げる最大原因となっている”と言われています。いつも紹介している解説者は未だに“クルチダルオール党首でないことが必要”と、善良党寄りの解説をしています。一方で、昨日の会議に先立って、善良党の副党首の1人が「クルチダルオール党首は正直で、政府を運営する経験も有している。しかし、それでもだめだ。もしもクルチダルオール党首が国民同盟の共通候補者となるなら、善良党は別の候補者を立てることになる」という趣旨の爆弾発言をしましたが、会議終了前に副党首を辞任したため、国民同盟のイメージ悪化(野党(国民同盟として)のまとまりがなく、有権者に対して「野党候補はエルドーアン大統領に勝てる」という確信を与えることができないでいる)がある程度避けられたとのことです。特に同副党首の発言は、クルチダルオール党首がアレビー(教徒)であるために受け入れられないことを暗示していたため、即辞任につながったとの解説もあります。しかし、辞任するかしないかにかかわらず、善良党の中にクルチダルオール党首が共通大統領候補になることに強い反対があることは明白であり、さらなるイメージの悪化は避けられないと思われます。

 

 以上のように、多少は前進し、あるいは明確化が進んでいるところもありますが、最も重要な部分、つまり、「大統領選挙及び国会議員選挙はいつ行われるのか、誰と誰が大統領候補者となるのか」という点が、不明のままです。

 これ以外では、右翼団体の元会長がアンカラで暗殺されるという事件も発生しました。この事件の実行犯、更には黒幕を巡って、いろいろと動きがありました。MHPの関与が濃厚になっているため、今後の政局に大きな影響を与えるかもしれません。

 以上、過去1ヶ月半、約7週間の政治的、社会的な動きを「鳥瞰」しました。

 

 一方、経済に関しては、今回は全く紹介できていませんが、「為替保護付預金(KKM)」と金利、為替相場、そして、輸出と経常収支については、遂に崩壊の兆しが見えてきました。ネバティ国庫・財務大臣は輸出業者に押されて、「トルコ・リラ高は輸出を阻害し、失業率を高める」とこれまでと180度異なる発言をはじめ、カヴジュオール総裁は政策金利を9%のままにしつつ、一方でKKMに対する金利の引上げを認める(=実質的な金引上げ)など、政策の矛盾が噴き出しつつあります。こちらは今後、順々に照会してきます。

 

 

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ここからはブレスレッドです。












 






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Last updated  2023.01.30 11:26:38
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Re:ブログ更新再開のお知らせ と これまで約1ヶ月半(7週間)におけるトルコにおける動きに関する鳥瞰と雑感(01/29)   リララリ さん
ブログ再開ありがとうございます!

いよいよ選挙の年となり、日本語で追える貴重な情報源としてありがたいです。

昨年のようにたくさんの毎日の更新ではなくとも1、2週間に一度トルコの動静を俯瞰したニュース解析として続いてくだされば嬉しく思います。 (2023.01.30 10:12:35)


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