私家版 さいたまの石仏

2019/06/20(木)20:27

石仏画集 地蔵菩薩・如来・弘法大師像編 西区水判土 慈眼寺

酒井 正 石仏画の世界(162)

ホームページ「私家版さいたまの石仏」はこちら 16P目 西区水判土 慈眼寺山門前の巨大な丸彫りの地蔵菩薩立像 文政12(1829) 県道56号線、57号線、165号線の交差する「水判土」交差点。その北に慈眼寺の大きな朱塗りの仁王門があった。正面に「観世音」「慈悲殿」と書かれた額が掲げられている。 仁王門を抜けた先に仁王門と同じように朱塗りの「観音堂」が立っていた。慈眼寺は地元では通称「水判土観音」と呼ばれ親しまれているという。 こちらが慈眼寺の山門。観音堂の左脇から奥へ進むとこの山門の前に出る。正面両脇に一対の石灯籠。さらに右脇にスケッチの巨大なお地蔵さまが立っていた。 地蔵菩薩立像 文政12(1829)酒井さんのコメントによると基壇を含めて高さ5m、山門の屋根まで届くその威容は感動的だ。 錫杖と宝珠を手に蓮台に悠然と立つ丸彫りのお地蔵様。敷茄子の正面にも装飾が施され、塔の正面に大きく梵字「カ」、反花のついた台の正面には鳳凰が彫られていた。 塔の両側面と裏面には願文が刻まれているが左側面と裏面は文字が小さく読みにくい。裏面の左のほうに造立年月日が刻まれていた。

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