2615144 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

一夢庵別館

一夢庵別館

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

K.Mark

K.Mark

Rakuten Card

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

背番号のないエース0829@ あだち充 「タッチ名言集 ~ 西村勇 ~ 」に、上記…
背番号のないエース0829@ カトリック 「聖バレンタインデー」に上記の内容につ…
はうリング@ 困ったものです。 はじめまして。 いつも、興味深く拝見さ…
pintu7923@ こんにちは。  掲載が停止したときには、今回の事態の…

Freepage List

Headline News

2018.06.25
XML
カテゴリ:昔話・物語
当たり障りのない話 第1話 「古代宇宙飛行士説」

 20代の若い衆と、テレビ東京の深夜枠の(”やりにげコージー”を起源とする)TVバラエティ”やりすぎコージー”の一つのコーナーとして”都市伝説”が2005年8月6日の回から不定期に取り上げられシリーズ化されるようになり、そこから”都市伝説テラー(都市伝説の語り部)”と呼ばれる芸人が人気を得ていくようになっていったといった昔話をしていて、”そういえば、やりすぎコージーが始まった頃に、お前さんは生まれていたっけ?”とかいった疑問も出たのですが(笑)、そうした流れの中で、番組中で”初代・都市伝説キング”に選ばれたことで大ブレークが始まり、番組外でも”ミスター都市伝説”という呼称が定着するところまで成り上がった芸人が”関暁夫(1975/06~)”だったりします。

 ちなみに、関は1996~2009年までは”ハローバイバイ”という(売れていないというか一山いくら状態の吉本の若手)コンビ芸人の片割れ(相方は金成公信)というのが吉本というか芸能界における位置づけだったのですが、気まぐれコージーの都市伝説部門に参加して都市伝説テラー-として人気が出て来るとコンビの需要格差が急速に拡大したこともあってかコンビは事実上自然消滅し、コンビ解散後の方がブレークが加速していき ・・・ と書いていいのか?悪いのか?ま、少なくともコンビは解散し関は人気ピン芸人として大躍進するようになります。

 その間、その呼称が定着したとは言い難かった”スティーブン・セキルバーグ(あるいは短くセキルバーグ)”と呼称した時期を経て、2011年には”Mr.都市伝説 関暁夫”に公式に改名して現在に至っているのですが、これを書いている2018年6月の時点では、TVにおける”都市伝説”のジャンルは関に独占されている状況で、かっての”気まぐれコージー”の人気コーナーへと盛り上がっていった頃のように複数人の都市伝説テラーがそれぞれ得意分野の持ちネタを持ち寄って真偽を判定することなく披露するという形式は影を潜め、世界や国内をロケして回った秘蔵映像の類を流しながら関が単独で解説というかコメントしていく形式に落ち着きつつあります。

* 関以外の都市伝説テラーに関しては、関の語る都市伝説のスケールが大きくなってくると、少々の都市伝説ネタでは”ショボく感じる”ことや、”新ネタで説得力もある都市伝説は数が限られる”といった”質と量の問題”もあってか、早い時期から独自の得意分野を確立できなかった芸人から脱落していった感があります。

** 雑学などに定評のある複数の芸人からも(気まぐれコージー以外の場所で)都市伝説の類を語り”都市伝説テラー”と称していた(或いは未だに”いる”)人たちが少なからず出たのですが、伸び悩んでいるというか、従来型の雑学小ネタや小話のような一度聞けば消費されてしまうタイプの都市伝説の語りに関しては既にブームが去った感があります。

 一方で、それこそ”季刊・関の世界規模の都市伝説”とでもいった分野は、春、夏、秋、冬を冠した人気TVシリーズとなり、関の教祖化というか”こいつ何者?情報ソースはどこ??”とかいった声に比例して新規の関・信者も増え続け、今や”季刊・関の世界規模の都市伝説”が放送される前後には大量のアンチ関派がネット上でバッシングや揚げ足取りの類を繰り広げる状況が定番化というか季節の風物詩になっています(笑)。

* 関自身も登場して、酒を飲みながらあれこれ語る番組と連動した”前夜祭”や”放送直後の補足”の類を独自の有料のネット動画配信で流したり、怪しげな”裏関(うらせき)”などでも情報が流れたりと、実は数年前からTVの番組放送だけでは提供される情報が完結していない状況が恒常化してきています。

 まあ、関が同期の都市伝説テラー芸人たちとの差別化に成功した一つの理由に早い段階から、都市伝説を語り終わった後に”信じるか信じないかは、あなた次第です!”という決め台詞を使うようになったことがある(と私は思っている)のですが、”と学”業界の有名人である作家の山本弘(1956~)が関を批判した際に、(長くなるので要点を整理すると)そもそも関の語る都市伝説は関の虚偽を含む創作を”都市伝説”と偽っている例があると述べた後、続けて(山本自身が関の話が虚偽であるとする根拠は明示しないままでですが)”実際には100%嘘である話を「信じるか信じないかは、・・・」という二者択一を(最後に聞き手に)押し付けることで半分くらい信憑性があるかのように錯覚させている”と話を進め、その話の延長上で「信じるか信じないかは、・・・」というフレーズは”卑劣である”と言い切ったというのは比較的(一部の業界では)知られた話になります。

 そのあたり、私的には、”あ~、だから日本の従来型のSF小説は面白くないんだ・・・”と思った逸話の一つでもあるのですが、そもそも論として、都市伝説というジャンルそのものが創作や思い込みの話を含むのが当たり前というか大前提ですし、それはある意味で実話とか実録を冠している怪談話などとも共通しているのですが、語り部たちが誰も”自分たちが語る話を100%真実として信じろ”とは言っていない分野の話であることは御存た知の通り。

 つまり、関の語る都市伝説に限らず、そもそもの出所や信憑性が定かではない噂話の類に関しては”話半分で聞く”というのが他人からもたらされる情報に対する基本的なスタンスというのが日本のオトナの対応というものでしたし、極端なことを言えば、噂話の類にまで100%の精度や信頼性を話し手側に要求し、自分で調べて検証しようとはしない人の思考回路の方がどうかしているのではないかと私は思っているということです。

 都市伝説として語られる話の真偽が気になれば、自分でも知らべて検証してみて、納得するもよし否定するもよしというのがまっとうな反応だと思いますし、都市伝説に限らず真偽は別にして聞き手が”面白い”と思った話の多くは、聞き手が語り部になって茶飲み話や井戸端会議のネタとして無責任に話を拡散していく連鎖拡大現象を止められたためしが(少なくとも過去の日本においては)無いんじゃなかろうか?

 まあ、”SFというジャンルそのものが、科学の視点や科学的な知識も組み込んだ壮大な法螺話”というのが私なりの定義ですし、ざっくり言えばというか今となっては”都市伝説テラーの関暁夫という名前や彼の語る都市伝説の大枠は幾つか知っているけれど、山本弘って誰?一番売れた本のタイトルと内容ってどんなの?”とか言い出す若い衆の方が少なくとも私の周りには多くなっています ・・・ 作家の仕事の腕前は”壮大な法螺話をいかに、もしかして実話(になる)かもとか思わせるように仕立て上げていくあたりが真骨頂”だと私は思うんですけどねえ?

 いずれにしても、それまで誰もがなんとなく似たようなことをあれこれ思っていながらも形にして口にすることが無いままだったセリフの一つが”信じるか信じないかは、あなた次第です!”というキャッチコピーであり、そのセリフに付随して次第に洗練されていった決めポーズだったと私は考えていますから、他人がヒットさせたキャッチコピーにあれこれ難癖をつけている暇があるのなら、もっと秀逸なキャッチコピーを産み出すことにエネルギーを使った方が建設的ではなかろうか?他人の成功をくさしても自分がそれ以上に成功するわけではありませんしねえ?

 それはさておき、関暁夫の語る都市伝説が地球規模のネタがメインになり、ある種の壮大な謎解きの要素を帯びて来るにつれて、TV番組の尺では解説しきれない部分や、話を聞く際に真偽の判定や理解の前提となるような予備知識や基礎知識の類が増えてきているなあといったあたりのことも、私が若い衆と関の語る都市伝説の話をしていて感じていることの一つで、中でも”未来の記憶(”CHARIOTS OF  THE GODS?” 1968・02)”の著作などで知られるデニケンの仮説や素朴な疑問などが有名ですが、”古代宇宙飛行士説”とでも称される分野の知識や歴史解釈の類くらいは必須の基礎知識ではないかと。

 まあ、ヒストリーチャンネルなどでシリーズ番組(?)になった”古代宇宙飛行士説”あたりをざ~っと見た程度でも、関の語る都市伝説の”ある分野”の話の理解の深度や解釈が変わってくる人が多いだろうと私は思いますが、”古代宇宙飛行士説”を理解する前提として”旧約聖書”の類の概略の知識が無いと厳しいところが一つのネックとしてあります。

 もちろん、私も突っ込みどころが満載の”古代宇宙飛行士説”として語られている分野の話を一から十まで信じているわけではありませんし、旧約聖書を外典や偽典の類を含めて熟知しているレベルでもないのですが、概略というか目次に出て来る程度の話に関しては既に”怪しい話”で複数話に分けて書いたことがあるので今回は省略します ・・・ というか”怪しい話”と冠している話を鵜呑みにされるのもどんなもんだかとも思うので、気になるのなら自分で調べてちょ(笑)。

 といった辺りで、長くなってまいりましたので続きは次回の講釈で。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018.06.25 05:46:23
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.