テーマ:『功名が辻』(385)
カテゴリ:ドラマ
今回もよかったですねぇ~。稲葉山落城のどさくさにまぎれて結婚が決まってしまうところなんかは作り話っぽかったですが、それでも主役の二人の素晴らしい演技のおかげでとても見ごたえのある展開になったと思います。二人の心の動きがいろいろなところに随所に盛り込まれていたのがとても印象的でした。
それにしても仲間由紀恵の演技力は見事ですね。自分の思いを伝えるために半兵衛に頼んで一豊を呼び出して逃げようと促すシーンなんかは、この時代にしては積極的過ぎるような気もしましたが、それでも切々と話し続けるところなんかは感動してしまいました。一豊が武士は捨てられないと言う返答をしたときにそれをしっかりと受け入れたり、稲葉山城にの落城寸前に「伯父上と伯母上とともに死にます!それが定めなんですから・・・」というようなシーンでは、この時代の女性の人生観を完璧に飲み込んでいたような気がしました。「ごくせん」でのヤンクミとは打って変わった役どころですが、それを完璧にこなせるところなんかはさすがに主役を張る女優さんだなと感心してしまいました。 一豊と千代が結ばれたことで、半兵衛と六平太はちょっとかわいそうでしたね。影から二人を盗み見る六平太は、何のチャンスも与えられずに千代をあきらめざるを得なかったわけですし、半兵衛は自分の体のこともあって千代を一豊に託すしかなかったんでしょうね。稲葉山落城のときに抜け道を教えて千代を救い出すように指示したのは彼なりの千代への愛情表現だったような気がします。その辺のところに疎い一豊は何も気づいていなかったでしょうが、ひょっとしたら秀吉は気づいていたのかもしれませんね。 その半兵衛の軍略をもってしても、稲葉山城は攻略が難しかったようですね。千代と一豊の一件で信長にというより秀吉に従うことを半兵衛が決意したときには、すぐにでも美濃を取れるのかと思っていましたが、斉藤道三が築いた難攻不落の城はそう簡単には落とせませんでした。ひょっとしたら、抜け道を使うと言う作戦も戦いが長引いて敵が守りを緩めているかもしれないと言うほとんどかけに近いものだったのかもしれません。だからこそ、中にいる命を救うために命を懸けることができる、一豊に使命が下されたのではないでしょうか? 一豊と千代も不破家の了解もあってめでたく結婚の運びとなり、いよいよ物語も本格化していきそうですね。そして、美濃を取ったことで織田信長の天下統一への道程も大きく動き始めました。この歴史上の大事件の渦中で、これからなにが起こっていくんでしょうか?歴史については変えられませんが、登場人物が何を思ってこの時代を駆け抜けて行ったのか、来週からもとても楽しみですね。 人気blogランキングへ 週刊ブログランキング TV Drama★Ranking 週刊ブログ王 ブログランキングに登録してみました。よかったらクリックしてください。宜しくお願いします。 ドラマ日記トップへ 新年から本業のブログも立ち上げてみることにしました。まだ駆け出しですが、よかったらご覧になってください。 罰則・法律どっとこむへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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