いわぴいのドラマ日記

　四天王ってなんでしょう？こんなところでいきなり今後に関係してきそうな新キャラが出てくるなんて・・・。予告を見たときは今回限りの出演で、聖也とは敵同士だと思っていたんですけどねぇ・・・。紳士協定まで作ったのが彼らだったとは本当に驚きでした。やっぱり夜の世界にもそれなりのルールってものがあるんですねぇ・・・。

　毎回驚かされるのは、荒くれものを束ねている聖也がとても紳士的なところなんですよね。「お客様に幸せになってもらう！」と豪語しながら、いつの間にか店を混乱させてしまっている遼介たちとも、いつもけんかを吹っかけてくる聖也派の取り巻きたちとも違う雰囲気があるような気がします。

　今回も修のことで店がもめたときにいち早く見せ全体の雰囲気を取り戻すために、自分の客に断った上で席を立ち、お客様全員にドンペリを振舞ってみたり、遼介が他の店のホストを殴ってしまったことが四天王の間で問題になったときに遼介をかばったり、まさにナンバーワンというところを見せてくれました。ああいったことが本当のプロということなのかもしれませんね。サービスというものを考えるとき、水商売のナンバーワンがやっていることを見るのはとても勉強になるような気がしました。

　それにしても修の過去は思っていたよりもずっと輝かしいものでしたね。将来有望な医大生という、親にしかれたレールの上を歩くことに疲れた彼が行き着いた先がホストクラブだったと言うことでした。陽のあたる場所から日陰へ行ってしまったことが彼にとっては多少の屈折があったのかもしれませんね。そして、その自分が身を置いている影の世界に妹まで引きずり込まれそうになっていることを知ったとき、彼のくすぶっていた心はまた動き出したのではないでしょうか？

　正直言うと、修の妹はやっぱりお嬢様育ちの世間知らずだなあと思わされずにいられませんでしたね。紳士なナンバーワンたちとは違って、他のホストたちは金を巻き上げるだけ巻き上げてしまえというやからも多いわけですから、本気で自分のことを考えてくれていると思うこと自体不思議なんですけどね・・・。そこまで信じ込ませるのが、ホストとしてのテクニックなのかもしれませんが・・・。たちの悪いホストに引っかかってしまってＡＴＭのように使われてしまっているのがなんだか辛かったですね。

　自分が家を飛び出してしまったこともあって妹に申し訳ないと思っていた修が妹を助けようと必死で頭を下げる姿にはちょっと感動しました。遼介と触れ合うことで、修の心の中でもホストのあるべき姿が変わってきていたのかもしれませんね。

　そんなときに遼介が言い放った一言がさらに胸に響きました。「金を巻き上げるんじゃない。女性を喜ばせるのがホストの仕事だ！」という言葉でした。毎回のように聴いている言葉ですが、やっぱり仕事をする上では大切なものなんだろうと思いますね。店をのっとろうとしてはいますが、実は聖也が遼介をかばうのも同じ気持ちでいるからなのではないかと思ってしまいました。そして、四天王が聖也の顔に免じて今回許したのも、彼らが遼介に同じにおいを感じ取ったからではないかと思います。ひょっとしたら、聖也は自分が乗っ取ったあとのナンバーワンを遼介に任せるつもりなのではないかと感じてしまいました。

　修を助けたり、四天王と対決したり派閥の首領としての風格が出てきた遼介ですが、最後の最後で恩人のレミさんがついに病気で倒れてしまいました。このことで、彼のホストとしての人生はつまづくことになってしまうんでしょうか？精神的な支柱になってくれた人だけに、これを乗り越えることが遼介にとって正念場かもしれないですね。来週どんな展開になるのか、すごく楽しみです。

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