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光の鳥 posted by (C)うっかり八兵衛・・・ 路上で絵を売る、若きアーティスト君から、購入した一枚の絵。 タイトルは、「光の鳥」・・・。 ・・・もう、ずぅっと はるか昔。 オイラは、悩みを抱えつつ、重い脚を引き摺りながら 商店街を歩いていた。 そう、そのときのオイラといったら、 世界中の不幸を背負い込んだ・・・かのごとく、落ち込み、涙を堪え、 胸の軋みに耐えながら、どうにか 歩いていたのだった・・・。 そんな凹んだオイラは、ある場所でふと立ち止まったのだった。 商店街の路上で、絵や手造りアートを拡げて膝を抱えて座っている、 ひょろりと細っこい「若者」の前。 ・・・オイラは、ある一枚の絵に、何故か「目が釘付け」になったんぢゃ。 ソレが、冒頭の「絵」・・・その名も「光の鳥」である。 パステルで描いた、そのオレンジのグラデーションの色合いと、 その中で神々しく光を放ちながら、まさに今、雄々しく羽ばたこうと しているその「力強さ」に、オイラは 不覚にも、思わず涙が 溢れ出したんぢゃった・・・。 そんなオイラに、細っこい「若者」は、 気に入ってくださったのなら、是非どうぞ・・・と、微笑んだ。 少し、そこで 彼と話したんぢゃが、その「若者」は、自分で 描いた「絵」を売りながら、日本中を旅しているんだ、という。 ・・・一昨日は、鹿児島に居たんですぅ。 彼は、無邪気に笑い、今から 東京に向かって旅するんだ、と 目を輝かせていたんだっけ。 そのときのオイラってば、「深い悩み」を抱え、胃も痛め、実は そのとき、円形脱毛症になるほど、悩んでいたんだけれど。 そのときの細っこい「若者」と話しをしながら、この「光の鳥」を 見つめていると、 なんだか悩むことすら、どうでもいいや、という気になったんだっけ。 ・・・まさに、「一枚の絵」から、心を救われることもあるんだなぁ。 何故だか、惹かれた「光の鳥」。 家に戻り、早速 フレームに入れて飾ったんぢゃが、何と まもなく オイラには、幸運の仕事が舞い込み、新しい一歩を踏み出すこととなった、 縁起のいい「絵」なのだった。 月日が残酷に流れゆき、引越しやら、海外への滞在やら、なにやら・・・で、 この絵は、長らく「行方不明」になっていた。 それが、どうぢゃ。 あれから、何と17年ぶり、に 偶然 実家で見つけたのぢゃがぁ~。 これには、何か新しい・・・いい意味での「ざわめき」を予感させる。 あのとき抱えていた、「不安」や「哀しみ」、「苛立ち」を、一気に払拭して くれた、「ナニカへの兆し」を、 この「光の鳥」が、導いてくれそうで、なんだか 心がワクワクする、 オイラなのでアル。 ・・・一枚の絵、 一曲の音楽、 一冊の本、 ひとりの人。 あらゆる「出逢い」が、迷う自分の「道しるべ」になってくれることがある。 どうぞ、そんな「出逢い」を大切にしてくださいねっ。 ぢゃ、また お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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