風狂夜話2

2014/11/23(日)17:39

わが馬鹿はながきにわたりおでん酒

俳句(334)

熱燗や敗れしものは吾と汝 煮凝や母の気丈を吾はもたず 悴みてロシア小説読みし頃 マスクして罪あるごとし世の官吏 一茶忌やふるさと遠く泌尿器科 十二月とっぷり暮れし銀行街 煤逃げの聖地と思ふ浅草は こがらしや団塊世代の生き残り 褞袍着て前のめりなる保守政治 おでん屋で滅びの美学聞かさるる 選挙にも一家言あり焼芋屋 神々の諍いのごと冬怒涛 ぼろ市や昼から酒を飲む貴族 うかうかと生きて六十冬帽子

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