カテゴリ:俳句
髭うすき精神科医の咳払ひ 読初めは旧約聖書ノアの箱舟 このわた啜り青春などといふものは 新聞が愛国を説く三が日 煤逃げや時代に遅れゆくばかり 河豚鍋やいつも無様な箸づかひ ふどし捨て男すたれし建国日 美しき晩節遠し軒つらら ふる雪の東京愛でし孫とわれ 寝正月役に立たざることのみす 語らふは昭和の寒よ神谷バー 昭和には馬の放尿寒かりし 着ぶくれて若き挫折を懐かしむ 胡乱なる政治のまたも薄氷 マスクして国家のうそを深吟味 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月04日 15時14分40秒
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