風狂夜話2

2015/02/01(日)10:16

きさらぎや職を求めて運河過ぐ

俳句(334)

思想にも旅にも飽いて土筆摘む いくさ負け七十年の春日傘 山眠るみちのくならば宜ならむ 褞袍着て焚火せし父遠昭和 守旧派と酌むも余生やふくと汁 熱燗やアラーの神に言葉なし 酔さめてみちのく伊達のずんだ餅 霞む日やふるさとの山高からず 淡雪を払ひて夜の神保町 読初は松本清張『わるいやつら』 マスクして情報開示なき故国 冬帽を深く被りて夜のシネマ アラブにはアラーの掟砂漠冬

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