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以前、少し触れたが手術前夜からは禁飲食なのだが、これが解禁となるのは手術翌日の朝食となる。
全身麻酔は、胃(腸?)も眠ってしまうらしく、その状況下で飲食をすることはできないとのことだった。 手術前まではさほど気になりもしなかったし、ハミガキのうがい時には口に水を含むことができたが、術後全く身動きができない状態ではそれすらできない。 点滴で水分補給はしているとはいえ、口や喉は渇いて仕方がない。 まだ外は真っ暗な明け方、我慢の限界に達し看護婦さんを呼び、少しでいいから水を飲みたいとお願いした。 数時間おきの回診時に、お腹に聴診器をあてられていたが、それはお腹が動き出したかどうか(麻酔から覚めたか)を判断するためのものだったそうだ。 ダメなことは分かっていたが、案の定「まだお腹が動いていないので無理です」とのこと。 とても申し訳なさそうな顔をしていたが、一旦戻って医師の許可を得たのか小さな氷のかけらを持って来てくれた。 乾ききった唇に氷を這わせてもらい、今はこれ以上のことはできないので、これで我慢してくださいとのことだったが、乾ききった口に少しだけ潤いが戻りとても気持ちが良かった。 その後、朝まで2回ほど氷をおねだりした。 そして、待ちに待った朝食の時間がやってきた。 当然、食事が可能な状態であることが前提だが、眠っていたお腹も目を覚ましたようで、食事のOKサインがでた。 とはいっても、体を起こすこともできず、味噌汁などの汁物をストローで寝たまま飲まなければならないなど、食欲そのものが失せてしまう感じだった。 ただ、念願だった水を飲むことができるようになり、ミネラルウォーターを一口飲んだときの美味しさは忘れることができない。 結局、食事は全く食べずに水だけを飲んで終わりにした。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 15, 2006 12:58:03 PM
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