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2007/02/11
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カテゴリ:気になるグッズ
 テレビつけていたらドリフのプレイバック集やっていて思わず見ちゃいました。
 いや~、みんな若い若い。
 っつーか長さん……(ほろり)

 しかし、ドリフってなんであんなに面白かったんだろうな、と思ってみる。
 今から見ると、大分乱暴な事とか、眉ひそめたくなる下品な事やってるのに、絶対笑っちゃう。

 でも、今の若いお笑いの人たちがそれと同じ事やって、笑えるかっつーと、あんまり自信ないんだよな、私は。
 小道具や舞台を準備してコントを行っていたところで、何かちょっと物足りなさを感じてしまう今日この頃。
 お笑い芸人がブラウン管を必ず闊歩してるような時代になって、目が肥えてしまった分もあるのかもしれないけれど、でもやっぱり面白いものと面白くないものとは歴然と線引きが行われていて、その中で、ドリフのコントは、今でも色あせないものを持っているように思える。

 発声のよさとか、台本の組立とか、でもそのブックを見せないほどのリアルな「人」同士の反応とか。
 それだけでは説明できない何かが、確かにドリフのコントには存在している。

 それ以前に「面白い」って刷り込まれちゃってる部分もすんごくあるのかもしれない、とは思うのだけど。



 そういえば、お笑いには二種類の流れがある、なんて事を誰かが言っていたのを思い出した。
 一つはいわゆる上方漫才の、マイクの前で二人立って行うトークタイプのもの。
 もう一つは、かつてのドリフやひょうきん族のように、舞台や小道具を用いた、演劇に近いタイプのもの。劇空間型、と言うべきか。

 今のお笑いの主流というのは、前者のトークタイプで培われた「間」を、そのままショウとして見せる形式のものなんじゃないだろうか。いわゆる「バラエティ番組」と総称される、トークショー的なもの
 たぶんこれは昔の『とんねるずの生でダラダラいかせて』から来る流れなんだろうな。とんねるずが育ててダウンタウンが流れに乗せた、そんな印象が私にはある。もっと言えば『さんま御殿』での明石屋さんまとか、島田紳助が引っ張っているスタイル(くりーむしちゅーが上手く後釜にこれるかな、っていうのが目下の注目どころ)。
 彼らのトークは毒とアクが強い。でも、だからこそ、反応の悪い素人や、さらに言えば観客をも、彼らが脊髄反射的に生み出す「おもしろさ」に巻き込み、結果、その人たちまでもを主役級に「面白く」してしまう。そうやって巻き込まれる事を観客は楽しむ。強い親密感を抱いて、笑いの中に没頭する。
 劇空間型にはないこの特徴が、現在ブラウン管における主流派を勝ち得る結果をもたらしたのではないかと、私は思うのだ。

 ただ、個人的には劇空間型の方が、どうしたって「練られたおもしろさ」という点で完成度が高いように感じる。
 たとえば、今MacのCMで出ている「ラーメンズ」なんか、一見トークタイプなんだけれども、まとう空気は明らかに劇空間型のお笑いではないかな、と。だって、完全に二人の間だけ作品が完結していて、それだけで面白くて。でも、観客はそこに立ち入って一緒に何かすることはできないし、向こうもそれを望んでいない。『日本語教室』みたいに手拍子要求したりするネタはあるのだけれど、舞台の中ではあくまでラーメンズが主で観客は「従」、ラーメンズの為の引き立て役でしか入り込めない。
 そういう意味だと、笑わせる側と笑う観客側に、微妙な距離感がある。それこそ舞台の上と下、というように、明確に線引きされ、立ち入れない距離感が。
 ただ、その距離感が、もしかしたら私はすんごく心地いいのかもしれない。


 逆に、トークタイプの人が変に演劇タイプに手を出すと、どうしても中途半端になってしまって、面白味がないんですな。アンジャッシュとか、そういう意味だと宙ぶらりんでかわいそうだな~と思ったりもするのだけど。
 後は裕次郎ネタのゆうたろうみたいに、思いっきりキャラで押していければ、それだけで面白いのだけれどね。ただ、それも、本当に徹底してやらないと、宙ぶらりんになっちゃってお寒いだけだから。
(そういう意味だと、アムロ物まねの若井おさむは、なりきり度が非常に徹底しているので、リアルにガンダム知らない私でも思いっきり笑えていいな~と思う。ていうか旦那と彼にガンダム知識を詰め込まれ始めてる私っていったい……(苦笑))

 ここ最近のお笑いが面白くないのって、もしかしたら、芸人自体にそこらへんの見極めが甘くなってるせいか? とか思ってみた。
 みんなすんごく頑張っているのはよくわかるんだけど、微妙に中途半端で、宙ぶらりんで……。
お笑いは笑えないと意味がないのよう~!

 個人的に最近の注目株は、昨年のM-1満場一致グランプリのチュートリアル、及び、あまりメジャーではないのだけれども髭男爵
 両者とも、私の好きな劇空間型なのよね。
 とても立ち入れない感じが、逆にお笑いとして非常に面白い。
 チュートリアルは、M-1提唱者の島田紳助の下でこれから顔を売っていく形になるから、ブラウン管で見る機会は多くなるかもしれない。ただ、そうやって引き出されることでトークタイプに染まり切っちゃったらたぶん面白くなくなるから、トークタイプを磨きつつ、劇空間型としての完成度をさらに高めていって欲しいなぁと思う。
 それはそうと、新しいネタが見たいです、髭男爵。同じネタでいつもうっかり笑っちゃう私も私なんだけどね。髭男爵は逆に変にトークタイプになっちゃうよりは、劇空間型一本木で貫いて欲しいです。


 それはともかく。

 テレビの事を「ブラウン管」と言い換える言い方って、実は結構古い?

 世の中、気づけば、液晶とプラズマが主流だもんな~。


 なんでそんなことを思ったのかというと、前述のドリフのコントで黒電話を使っているシーンがあったのを見て、ジーゴロジーゴロと回すあの部分を回さずに全力で指突っ込んで「動かない!」と言っていた現代っ子の話を、ふと思い出してしまったものでして。
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最終更新日  2007/02/11 11:20:07 PM
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