Azusaの食い道楽記

　お姫も、今月の19日でついに１歳11ヶ月。
　いやあ早いものです。

　あと一ヶ月で２歳か～。

　去年一年も、寝てばっかりの毎日から、あっという間にはいはい・つかまり立ち歩きと成長してきて、すっごく大きくなったなあ、と思ったけれども、この一年も、歩けるようになったことを皮切りに、言葉の急激な発達やら、お手伝いしようと見よう見まねしてくれたりと、また別の意味で一気に成長したように思います。
　子供ってすごいすごい。

　そんな「すごいすごい」の一環なのですが。
　それは、19日の昼食のこと。

　生協でもついに箱売りがされなくなったみかんに代わって、今、お姫の食後には、リンゴ・バナナ・ヨーグルト、そして各種夏みかん系がローテされて出てきています。
　ご飯の食べが悪い時、台所で皮に包丁入れてきてから、食卓のところで「そのお皿キレイにしたらおみかんあげるね」と言いながらむいてやると、食べるスピードが一気に復活するんだから面白いこと(笑)

　そんなこんなで、今日も夏みかん(伊予柑)に釣られてキレイに食べ終わった昼ご飯。
　目の前で向いていた伊予柑を、お皿にのせてお姫の方にあげますと、お姫、いつも通りに一つ手に取りまして、食べやすい大きさに二つに割って。
　果汁に濡れた手を私が布巾で拭いていた時、不意にいきなりこっちに差し出してきました。

「はんぶんこ！」

　ええええええ～！　マジっすか！

「食べていいの？」と言うと、また満面の笑みで「はんぶんこ！」

　なので、こちらも満面の笑みで返し、ありがたくいただくことにしました。

　しかし、どこで覚えたんだろう～＞半分こ。
　実は、まともに教えた覚えがないんですよ＞半分こ

　おままごと道具の野菜がぱっくり半分に割れるのを連想したんだろうか？
　もしくは、某Ｂ社のダイレクトメール付属のお試し教材？
　それとも、旦那が家でお菓子食べてる時、私に分けてくれるのを見ていたからだろうか？

　何にせよ、めっちゃ嬉しかった!!!!!
　その優しさにちょっとうるっと来ちゃったりもして。

　子供って、本当に大人の想像の付かないところにぽ～んと成長するんだなあ、ってつくづく思う。

　特に最近、お姫はそういう「優しい」部分がすっごくすっごく育っている気がする。

　いきなり抱きついてきて「おかあさん　すき」なんて激甘ボイスを言ってくれちゃったり、ぬいぐるみや私をじゅんぐりに「かあいいねぇ～」ってなでなでしてきたり。

　親の私の方としては、好奇心と行動範囲がさらに広がってきたお姫に対し、最近、アレダメコレダメと怒ることばっかりで、正直こういう優しさを与えてあげられているか、不安なくらいだったりするのだけれども。
　でも、お姫はお姫なりに、自分の中にある優しさの芽を、大事に大事に育てているみたい。そうして優しくなることが幸せになるって知っているみたい。

　むしろ、親の私がその育ち行く芽を摘まないように。
　頑張らなくちゃなあ、と思ったのでした。

(その直後、歯ブラシ準備中にコンセント触ろうとしたのでカミナリ落としたのはこの際ナイショ)

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２００６年４月～２００７年３月生まれ 幼児食～離乳食を卒業したら～ 子どもの成長っぷりを語る 育児の穴
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