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奔るジャッドンたのうえ、追っかけ帳

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jatsudon

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2006.04.03
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カテゴリ:経営よもやま話
選択の基本形は、二者択一。生きるか死ぬか、勝つか負けるか、消すか付けるか、発展か衰退か、山か谷か、左か右か、上か下か、などなど。このことは、1にぜったいに、「どっちも」、ということは存在しない。2に、生きる方を選択もできるし死ぬことも選択できる。どちらでも選択できる。この2つを概念である。これを戦略という。「戦」専用の概念でないことを、ここで念押ししておきたい。

 生きると決めたら、生きるための方法を考える。その方法は無限にある。これを戦術という。

 有名なことわざに、「負けるが勝ち」というのがある。これは負けたことを慰めるニュアンスが強位が、本来は、「負け」を餌に、勝ちを取る、高等な戦略だ、とあちこちに書いている。

 勝を戦略として、負けを戦術としてつかうのは、人は勝ちにいったとき、最大の隙が出るからである。だから勝つために、隙、弱さを見せる。これが戦略をわかっていない者には、「負け」に見える。もっとも戦略をわかる者の狙いは、まさにここにあるのだが。
 
 だれでも知っている事例で示そう。
 秀吉は、小牧の陣で、この戦略をとっている。家康に負けることで、家康を臣下におくことに、見事に成功した。それは秀吉の狙いは、戦いに勝つことではなく、強大な家康をそうしたら進化におけるかにあった。そのためには家康に面目を立ててやらねばならない。こう考えた。
 
 そのためには、家康に負けて頭を下げるなど、秀吉には、ヘもなかった。
それは、家康を臣下に置けば、天下を得られる、という大戦略が、さきにあったからに他ならない。

 戦いの勝ち負けすら、戦術に使っている。秀吉のまさにすごさ。つまりこの場合、家康を治めれば天下がとれる。そのためには小牧の合戦、くれてやるわい、という大戦略。負けを撒き餌にして、家康を釣る。それは家康をつり上げることで天下をとれる、という確信があったからだ。
 もっともそれをわかっていて、あえてそれに乗り、次を狙った家康のしたたかさ。

 戦略に結果論というのはありえない。

 全戦全勝、常勝、必勝型の経営者、等と呼ばれている人を見ると、戦術にふくよかさがなく、いつぽきんとおれるのかしら、と不安を感じるのである。





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Last updated  2006.04.03 12:03:18
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永野さおり@ Re:ママならず(04/07) 100%品質保証!LV、GUCCI、CHANEL直営店 2…
バレンチノ バック@ vjdamn@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
jatsudon@ Re[1]:馬鹿殿養成学校化(03/23) みっくんやさしさん ありがとうございます…
みっくんやさし@ Re:馬鹿殿養成学校化(03/23) 日銀の人事も そういうことなのでしょうか…
jatsudon@ Re[1]:楽ちん経営のために(01/30) 小濱信夫さん ありがとうございます。他…

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