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奔るジャッドンたのうえ、追っかけ帳

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jatsudon

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2006.05.01
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カテゴリ:経営よもやま話
GWの初日。事務所の大掃除。書類を捨てたり、本棚を整理したり。ICコーダの録音整理もその一つだ。

「○○さん、おじいちゃん、辛いもんいけんとだったな。これだったらいいよ。塩分30%落としとっとよ。お大事な」。

 「ありがと。うちのじいちゃんがね、あんたとこのおいしいって」。

 テープから流れてくるこのせりふは、以前、小倉の旦過市場で、レコーダーが拾ってくれたものである。
 
  売る人と買う人の区分けのない女性達のやりとりが、商いのなんたるか、と伝えているようで、小倉から帰宅して気づき、えらく感激したことを思い出している。
 そのことを、当時担当していた鹿児島新報のコラムに掲載したことがある。
 私の思い入れとは裏腹に、読者からのなにの反響もなかった。、

 こうした双方向のコミュニケーションは人間的な交流や和やかさを生むとともに商店が得る情報、とりわけ個々消費者の知識や情報も増えていく。また 顧客も自分に関心を持ち、自分をもてなしてくれるお店に足を向けたがっている。と確信している。

 以前と比べても経営者が勉強するようになったという。本屋にはおびただしい経営書が並んでいる。セミナーも然りだ。主催者が集客に苦労しているという話をよく聞くが、それはセミナーや講演会の頻度がおびただしく増えた証でもある。
 そのこと自体は、喜ばしいことだ。 だが、反面、生活感、日常性、現場から学ぶ、得る、という視点、姿勢が軽視され、疎かになっている気がしてならないのである。

 経営とは、商いとは、情報とは、知識とは、と問うてみた場合、日常の生活、商いの現場から、切り離して考えるものなのだろうか。

 この点では、今や商店街の中のお店も、郊外の大型店と大差はない。日常性のない空間で、生活を共有し合っている、といううことがないから、売り手と買い手に共有するものが乏しいから、おもてなしですら画一で、どこへいっても通り一遍。自販機、自動ドアのごとく、一方通行の言葉だけが飛び交っている。どこへいっても、差別化、個別化、理念、戦略、等々日常では滅多に使われることのない、諸費者には無関心な「言葉」が、飛び交っている。
 
 最近の商人を見ていると、消費者との間に一生懸命、高い、頑丈な垣根を作っているような気がしてならない。
  





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Last updated  2006.05.01 08:20:34
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永野さおり@ Re:ママならず(04/07) 100%品質保証!LV、GUCCI、CHANEL直営店 2…
バレンチノ バック@ vjdamn@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
jatsudon@ Re[1]:馬鹿殿養成学校化(03/23) みっくんやさしさん ありがとうございます…
みっくんやさし@ Re:馬鹿殿養成学校化(03/23) 日銀の人事も そういうことなのでしょうか…
jatsudon@ Re[1]:楽ちん経営のために(01/30) 小濱信夫さん ありがとうございます。他…

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