今朝ほど、 北海道・大雪高原山荘の支配人 中村 清一郎さんから、以下のようなFAXをいただいた。
この山荘は、旭岳(2290メートル)の中腹、標高1260メートルの位置にあり、そこの秘湯が大人気とか。だが積雪で交通できず、6月から10月までの営業。8ケ月間は閉鎖されるという。(詳細はITでホームページなどをぜひ見ていただきたい)。
エージェントの企画には、けして乗らないこうしたところに、本当の北海道がある、と思うと、今すぐにも行きたくなる。もっとも今は閉鎖中なのだが。とにかく、帰ったばかりだが、無性に北海道へ、また行きたくなった。
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先程、心のこもったFAXをいただきました。
ありがとうございます。
観光産業に携わっているとこれからもいろいろとお会いするご縁もあると思います。
田上先生のお話は最も大事なことで常日頃、心がけていないと忘れてしまいそうなことです。今回の講習で改めて考えさせられることだと思っております。その他の先生のお話を含めて、今年はどのくらいお客様のご希望に叶うことができるか、今まで以上に考えて実行したいと患っております。
パンフレットはお渡ししましたが簡単な大雪高原山荘の紹介をしたいと思います。
昭和29年の青函連絡船が沈没した大型台風で大雪山にはたくさんの風倒木ができました。その処理のために林道が大雪山の各地につくられ処理されたとき、この地に温泉があるのは営林所職員により知られていたので作業員の入浴に使う目的もあり1,260mの高地まで林道を延ばしたのが始まりです。
昭和43年には高山植物の鑑賞のため昭和天皇がお越しになられました。その時、林道が拡張されたのが今日、温泉を主体とした大雪山登山の基点として夏の4ケ月営業しています。電話線はその時、電電公社が特別に設けました。谷の底の形に位置する場所で携帯電話・テレビは使えません。衛星テレビは受信できます。電力は重油で自家発電しております。
周りは大雪山国立公園の緑岳登山口にあり毎年、大雪山の高山植物を楽しみに登山者が訪れます。すぐ近くには大小の沼があり6月の水芭蕉、7月~8月の新緑の時期、特に有名な9月中旬~10月上旬の紅葉期には道内はもとより全国からたくさんの人が訪れます。
高原沼は一周(6.3キロメートル)で野生のビグマを始め、多くの動植物が生息しております。ヒグマとの共生、野生動物の保護などの開局は環境庁に委託されている「ヒグマ情報センター」が管理していて沼に入山するときは必ずそこでレクチャーされてから入山することになっております。
高原山荘は15室の客室で収容人員は50名が最大収容です。交通は旭川から100キロメートル、時間にして2時間かかります。層雲峡からは26キロメートル、時間にして40分かかります。
こちらにお越しの折は是非、お立ち寄りください。お待ち致しております。
大 雪 高 原 山 荘
支配人 中村 清一郎