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いかなる物にも、二面性がある。
脳は、あるいは意識と置き換えてもいいが、 裏表、二面同時にみるようにはできていない。 表を見ていると裏が、裏を見ていると表が見えない。 だから無意識に日常の何気ない風景の中から、 大部分である日常を捨てて特殊性に注目する。 銀座4丁目が火事だ、というのはニュースになる。 が、妻が家事をしたというのはニュースにならない。 銀座4丁目が火事だ、というニュースに対して、 銀座4丁目が火事だ、という情報だけにしか 関心がいかないのを片面思考という。 これは銀座4丁目以外は火事ではない、 だから近くの人は、要注意。 それ以外の人は安心を、 といった二面の情報が提供されている。 だから鹿児島県薩摩川内市百次町に住む私も、その周辺の人も 避難せずにいいということになる。 このように両面思考を無意識にできてこそ、 初めて全容がつかめ、的確な判断と対応が出来るのである。 情報の時代だ、と口で言っても、多くの人が片面思考、 で判断し、それを基に対応すらしている。 三日月をみて、月は三日月。 満月をみて、月はまんまる。 こうした時間軸的全容も含まれることは当然である。 月なら解っているが、情報となると 半分で判断している人の多いことよ。 これを片面思考という。 前から見て真っ赤なセータをきていると思って、 「おたく、赤が好きなんですね」と声をかけたら、 その人がくるりと背中を見せた。真っ黒だった、 といったことになり、赤恥を感じるといったことになる。 セーターの話なら、赤恥だけですむ。 だが来店したお客のアンケートとって、「当店の支持率は高いぞ」 と鼻をぴくぴくとなれば、これはもう脳天気が危機を招きかねない。 なぜなら、来店するお客様の数より、 来ないお客様の数が圧倒的に多いからである。 当社製品、売上げNO1, といったコピーに、気を取られてはなるまいぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.19 07:50:22
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