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)機能性の違いとは、自己充足感を満たす表現の違いのこと。
デザインをデザイアー(欲望、戦略)の形化、具現化と考えたら、 機能とはそのための副次的な戦略(目的),もしくは役割であろう。 その役割を果たすための方法、手段、ツールを、 脳力開発では「戦術」という。 この戦術は、役割に応じて、また役割ごとに無限に存在する。 したがって戦略が一元化、共有化されていることに対して、 戦術は臨機応変に、かつ様々な戦術を組み合わせて行う。 しかもその選択はその役割を担う者の判断に全面的に委ねられる。 だからアーセー、コーセーと現場に指示をしたり、されたり、 指示通り、といったように拘束性を持たせたとしたら、 そもそも戦略は成り立たなくなる。 その彼はリーダ-としては失格者である。 ピカソが弟子の絵描きに、髪の毛は赤で、花は何色でと、 筆遣いや色まで指示しているといったことは、 全くあり得ないことと誰しも思うが、 現実、そうした経営者や上司はごまんといるのではないか。 以下わかりやすくするために、 少々、極端で、穏やかではないな例えで示したい。 たとえば百円茶碗は、粘土で囲んだ空間でもって、 お茶を飲む機能を価値としている。 一方、百万円の有田焼の茶碗は、 こんな高いもの、素晴らしいものを持つ俺だぞ、 ということを高らかにアピールする機能で売れる、とする。 ところが、上司から、争いごとに勝つために 相手を傷つけたれ、という役割を担った部下は、 百円茶碗であろうと、百万円の有田焼であろうと関係ない。 これら両方とも、「相手を傷つけたれ」を具現するための 手段、ツール、道具、つまり「戦術」の一つに過ぎない。 それを相手に投げるときは、「安い方にしいや」と、 上司なりから指示を仰ぐ、といったことでは、 争いの目的、役割を果たし得ないことになる。 戦術は、その場、その場の状況に応じて、 当事者が自由に判断することを委ねられている。 これが前提で、戦略が成り立つ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.23 07:40:17
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