銀河ヒッチハイク・ガイド【CG】
今日は、めちゃめちゃお堅い話です 結構好きなんです、宇宙の話 私たちの住む地球が存在する銀河系(天の川銀河)の全体像を 国立天文台と東京大学のグループがはじめて作成しました これまで、私たちの天の川銀河のカタチは アンドロメダ銀河と同じような形状をしていると考えられていましたが ちょっとカタチはいびつなようです 渦巻き形状は予想通りでしたが、キレイな楕円を描いているわけではなく 一部が突き出たようにゆがんでいるそうです 昨日から始まった日本天文学会で発表されたそうです 天の川は夏の夜空にみられ まさしく星の数ほどの恒星が帯状に集まる銀河の中心方向に当たります 可視光による観測では、恒星間の塵で遠い恒星が隠れてしまっていたため 塵の影響を受けにくい電波望遠鏡のデータから画像を導きだしたようです 宇宙の多くを占める水素ガスの分布を、複数の観測データをもとに ガスが放出する電波の強さを求め、ガス量を計算 天の川銀河の回転速度からガスの位置を求めたという こうして導き出されたガス密度の分布図から 半径約2万パーセク(6万5,000光年) 厚さ約3,067パーセク(1万光年)の楕円状の銀河の姿を コンピュータで再現したそうです 中心部は水素原子で、周辺には水素分子が広がっており 実際の画像は赤と緑の物でしたけど、今日の画像はその本物画像をもとに おいらが作ったイメージCGです こっちの方がなじみ深いでしょう 実際には、太陽から中心に向かっての奥の部分は データが存在しないため扇状の画像でしたけど、雰囲気で描き足しました 中心から伸びている渦巻きの腕は これまで6本と考えられていましたが、実際は5本 私たちの太陽系は、銀河の中心から9,200パーセク(3万光年) 銀河の中心は地球から見て射手座の方向です 中心部には直系9パーセク(30光年)ほどの中心核があり 強い電波を発しています 中心核を直接見ることはできませんが 電波を発しているのであるのは確かなようです その中心核の更に中心部には、強力な電波源も見つかっています 大きさは私たちの太陽系ぐらいの大きさで その中心核の芯は、温度が高く強大なエネルギーを出しています 天の川銀河の恒星の数は約2,000億個 太陽が2,000億個あるってコトです もちろん、それらの恒星には、太陽系に見られるように 惑星や衛星を持っているのでしょうから、 いったいいくつの星々が存在しているんでしょうね 他にも銀河には散光星雲や惑星状星雲、星間物質などが存在しています そんなに一杯、星があるんだったら 地球のように生命がある惑星が他にあってもおかしくないと思いませんか? 1960年代にアメリカの天文学者、フランク・ドレイク博士は 地球外文明の数を推測するための方程式を考案されました 以下がそのドレイクの方程式です N=R*×fp×ne×fl×fi×fc×L N:天の川銀河に存在する地球外文明の数 R*:天の川銀河で恒星が形成される速さ fp:惑星系を有する恒星の割合 ne:1つの恒星系生命の存在が可能となる範囲にある惑星の平均数 fl:上記惑星で生命が実際に発生する割合 fi:発生した生命が知的生命体までに進化する割合 fc:その知的生命体が恒星間通信を行う割合 L:恒星間通信を行う文明の推定存続期間 ってものですが、 はてさて、そんな簡単に代入できる代物ではありませんね。 だいたい、確立の問題であっても、 確定数がまったく存在しないのだから 予測のたてようがないってモンです なんだかモノごっつ難しい日記になってしまったけど 夜空を見上げて満天の星空ってのを 昔、海の上から見た感動を もう一度、味わいたいだけなんですが 最近はぜんぜん無理ですね まさにミルキーウェイっていう感じでしたよ 星空で辺りが明るいっていう 海面の方が暗かったし こんなサイト見付けました 太陽系のあらゆる場所からの惑星を観察できます。 土星の輪を見るのは感動的やわ NASA - JPL Solar System Simulator 地球外知的文明探査はやっぱここでしょう SETI@home そんなにむっちゃ一杯ある星の中に 1コだけ異質なものがあるってのはどう考えても、不自然なわけで そう考えると、絶対地球外文明は存在するってコトでしょうね 間違っても、そこにある地球が邪魔なので 破壊するって言うような、おバカな出来事は有り得ないでしょうけど 銀河ヒッチハイク・ガイドの感想はフリーページで 2005年◆109分◆ガース・ジェニングス監督作品 原題「The Hitchhiker's Guide to the Galaxy」