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70代、主婦の生き方

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2020年05月28日
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カテゴリ:雑記
05月28日(木)05時24分 くもり

昨日 1週間ほどの修理期間を終えた わたしの父の猫脚の椅子が、我が家に戻る。

夕食後 静かだなと感じて 後ろを振り返ると、夫が その椅子に座って 心地よさそうに こっくり。

パソコン前にあった 4、50年以上前のものかとおもわれる父の椅子は、今年に入り 突然 座面裏の生地が裂けて スプリングが下に 飛び出す。

パリ旅行で気に入って 船便で取り寄せたという ゴブラン織り・猫脚の椅子に 終日座っていた 晩年の父を おもいだす。

我が家の部屋の雰囲気に不釣り合いながらも 当初は実家を処分する母の意向をくみ 我が家で引き取ることになった 両親のこだわりのかたまりの 猫脚。

わたしは 親たちほどのこだわりを持たずにいたが、いつのまにか 古ぼけた椅子も 家族の一員となっていた。

擦り切れた両肘部分と 座面裏の壊れた椅子に夫が「修理しよう」と 言ってくれる。

現在の椅子製法とは 座面の中身も違う(自然素材)し、布は 合うものが見つかるのか?修理費用も気にかかる。

そんな中で コロナ騒動が始まり 業者の見積もりの話も とんだ。

断捨離しなければならない年齢だし、古物商も手を出さないかもというレベルで「実家処分の際に 捨てられていたかもしれないものだから もう寿命と考えるよ」のわたし。

少し前に 夫が以前から気にかけていたに業者に 椅子を持ち込み 見積もりに出した。

「うーん、やはり」の見積もりの上がりだったが、夫が即決で 修理の運びとなる。


わたしが選んだ生地は 当初のグリーンがかったベージュっぽいゴブラン織りのものとは大きく違う 黒っぽいもの。

生地見本カタログで見かけた 我が家のと似たイメージの椅子の雰囲気が わたしの好みだった。

昨日の夕方 工場で新たな椅子に生まれ変わったものを確認して、夫婦で 大満足。

舅の気に入っていた壁掛けの絵画・姑作のろうけつ染めの大きな革バッグ・母のこだわりの陶板画・父の猫脚の椅子・・・・気づくと 夫婦の両親を身近に感じるものが 目に付くところにある。

両親4人の中では 父の話題が出ることが少なかった我が家で、 よみがえった猫脚の椅子が父の存在感を クローズアップした。





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Last updated  2020年05月28日 06時51分39秒
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