春のセンバツ大会(第79回選抜高校野球大会)9日目の結果。
今日からベスト4進出の戦いになります。
ベスト4一番乗りを決めたのは、静岡の常葉菊川。
怪物・中田要する大阪桐蔭を2-1と逆転勝ち。静岡勢は24年ぶりのベスト4。
常葉菊川の先発左腕・田中が中田に真っ向勝負。
直球でインサイドを徹底的に攻めて中田を3打数ノーヒットに抑える好投。
8回2死2塁の場面での中田との勝負では、やや真ん中高めのボール気味の直球を打ったが、レフトフェンス手前のレフトフライに打ち取った。
少し強引過ぎた感のある中田。体が開き、高めのボール打ちが目立ちました。
投手としての中田は、終盤にストライクとボールがはっきりしてきて、直球が真ん中に集まり出していました。そこを見逃さず打った常葉菊川打線が上でした。
やはり、故障明けで満足に投げ込みなど行っていなかったと想像します。
今日120球以上も投げた中田の肩のスタミナが切れたと思います。
常葉菊川のユニホームがヤンキースに似てます。(それだけですが)
準々決勝第2試合では熊本工(熊本)が5-3で室戸(高知)を下した。
選抜第9日目の結果
準々決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
常葉菊川 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 |
大阪桐蔭 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
第1試合は、常葉菊川(静岡)が2-1で大阪桐蔭(大阪)に勝利。
大阪桐蔭は前回登板の無かったエースの中田が先発、
常葉菊川は前回登板で17三振を奪った左腕・田中が先発。
大阪桐蔭は3回裏、1死三塁から丸山がスクイズを試みたが、捕飛となって併殺、好機を逃した。
大阪桐蔭は6回2死二塁で、4番中田に打順が回るが凡退。続く5番堀が右前適時打を放ち先取点。
常葉菊川は8回表、右中間三塁打の田中を、町田が右前適時打でかえし同点。
常葉菊川は9回表、敵失と安打で2死一、二塁とし、石岡が三塁線へ適時二塁打を放ち勝ち越し。
その裏を田中が3者凡退に抑え、常葉菊川が初のベスト4入り。
中田、田中供に完投。中田は被安打7、田中が被安打5だった。
準々決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
室戸 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
熊本工 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | x | 5 |
第2試合は熊本工(熊本)が5-3で室戸(高知)に勝利。
室戸は3回表、2死二、三塁から小松の左前適時打で先取点を挙げた。
熊本工はその裏、2死一塁から4連続四死球と藤本の右前2点適時打などで4点を入れ逆転。
室戸は6回表、2死二、三塁としたが、熊本工・隈部を継投した今村に、後続が抑えられ無得点。
熊本工は7回裏、2死二塁から古江の右前適時打で1点を加えた。
室戸は9回表、先頭からの2連打などで2点を返したが、及ばず。
<< 第79回センバツ大会 組み合わせトーナメント表
明日以降の日程
| 第10日目(準々決勝) |
1 | 帝京(東京) | ― | 広陵(広島) |
2 | 関西(岡山) | ― | 大垣日大(岐阜) |
| 第11日目(準決勝) |
1 | 常葉学園菊川(静岡) | ― | 熊本工(熊本) |
2 | 10日目1の勝者 | ― | 10日目2の勝者 |
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