第80回選抜高校野球大会の11日目、千葉経大付×長野日大の試合をピックアップ。
千葉経大付が、3回までに7点をリードし、圧勝と思われましたが0-7から同点に追いつかれました。
楽勝の展開が一気に吹っ飛びました。
3回までは千葉経大付、4~8回までは長野日大の流れでした。
特に7回の5点の所は、運もありませんでした。たぶん千葉経大付の守備は定位置ではなく、投手の配球に合わせた守備位置を取っており、それが当たらなかった。
外野に飛ぶ打球は、野手の間にいきました。こういうのは当たる時は良いんですけどね。
でも勝ったから、これが良い経験になったはず。次の準決勝は、関東対決で聖望学園です。
千葉県勢、初の選抜優勝まであと2勝!(最近では95年、銚子商の準優勝が最高)
準々決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | H |
長野日大 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | 12 |
千葉経大付 | 2 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 8 | 11 |
【投手】
(長)上村-石川
(千)斉藤-谷
【本塁打】なし
第2試合は、千葉経大付(千葉)が8x-7で長野日大(長野)に勝利。
千葉経大付は1回裏、先頭の重谷が二塁内野安打、続く2番川島が左翼線へ適時二塁打、1点を先取。
さらに2死1塁から、5番久保田が右中間へ適時二塁打を放ち、1点を追加、この回2点を挙げた。
さらに2回裏、7番蒲生が振り逃げで出塁。9番斎藤の死球で1死1、2塁とし、1番重谷が三塁線に適時二塁打を放ち、1点を追加。
2番川島の打席で相手バッテリーエラーの間に2、3塁走者が還り、さらに2点を挙げ、この回計3点を追加。
3回裏にも、2死から8番樋口が中前安打、9番斎藤が四球で1、2塁とし、1番重谷が右翼線に2点適時二塁打を放ち、リードを7点に広げた。
長野日大は4回表、5番石川の四球や内野失策で2死1、2塁とし、6番荒井の右前適時打で1点を返した。
7回表には、7番長門が左翼へ二塁打、続く8番矢野が三塁線にセーフティーバントを決め、1、3塁。
矢野が二盗に成功し、2、3塁と好機を広げ、9番上村が右前へ2点適時打。1番池田も続き、適時二塁打を放った。
1死後、相手内野エラーで1点を追加した。さらに5番石川の適時二塁打で、この一挙5点追加し、1点差にまで追い上げた。
長野日大は続く8回表、先頭の8番矢野が四球、相手失策で1、2塁とし、1番池田が三塁前へバント、一塁手と交錯の間に二塁走者が生還、同点に追いついた。
延長10回、長野日大は2死満塁、千葉経大付は2死から1、2塁の好機をつくったが、両校共に後続が抑えられた。
千葉経大付は11回裏、1番重谷、4番稲葉の死球などで2死1、2塁とし、5番久保田の右前打で二塁走者重谷が生還し、サヨナラ勝ち。
千葉経大付の先発・斉藤は、7回に乱れたが11回を9奪三振で完投。
同点に追いつかれた後は、持ち直し要所を締めた。
長野日大の先発・上村は、序盤に大量7失点するも4回以降は立ち直り、0-7から同点に追いつく流れを作った。
千葉経大付は、選抜では初の4強入り、千葉県勢では95年に準優勝した銚子商以来、13年ぶり。
第80回選抜大会 本日の試合と明日の日程
| 第11日目
(準々決勝) |
1 | 聖望学園(埼玉) | 8 ― 0 | 平安(京都) |
2 | 千葉経大付(千葉) | 8 ― 7 | 長野日大(長野) |
| 第12日目
(準々決勝) |
1 | 東洋大姫路(兵庫) | ― | 智弁和歌山(和歌山) |
2 | 天理(奈良) | ― | 沖縄尚学(沖縄) |
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