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カテゴリ:あの歌この歌
フランスの指揮者・作曲家として有名なポール・モーリアさんが11月3日に亡くなられた。急性白血病のため、81歳だったそうだ。もうそんなお年になられていたのね・・
そりゃそうだ、学生時代に大阪フェスティバルホールに来日公演を見に行った私が今やこんな押しも押されぬ?立派なおばちゃんになってるんだから。 ポール・モーリアの曲といえばみなさんはどの曲を真っ先に思い浮かべますか? 私はね、「蒼いノクターン」です。 歌詞はないのでここで紹介できないのが残念。 ラ~ララ~、ラララ ラ~ララ~♪ これでは何のこっちゃわかんないだろうけど、すごく綺麗なメロディです。 この曲には思い出があります。 ある春の夜、アルバイト先の仲間大勢で神戸フラワーロードにあった英国風パブ「キングスアームズ」というお店に行きました。(この店は今はたしかなくなったと思う) そこにはアンティーク調の素敵なピアノがありました。 「誰かピアノ弾いてみてよ」 という声が出ました。 その頃私はポールモーリアのピアノ楽譜集を買って家でひそかに特訓を続けていた時で、 「いっちょ弾いてみよう」 と臆面もなくしゃしゃり出て、奏でたのがこの「蒼いノクターン」。 私の行ってた大学は地味で貧乏な学風の学校でした。 その中でお洒落な人・派手な人もそりゃいたけれど、私は校風にぴったりの、まことに地味で素朴・・つまりどこからどうみても野暮ったい田舎モノ女子学生でした。 その時のアルバイト集団は色々な大学、高校から人が集まっていました。お嬢様学校で有名な女子大の子もいたし、中小企業ながらも社長のお坊ちゃまという子も。 そういう子がピアノの前に座ったとしたら誰も驚かなかったと思います。 私がピアノの前に座っただけでもインパクトたっぷりだったのに、奏でた曲がこの美しいメロディ。 ちょうどこの曲を熱心に練習していた時で、暗譜もできていました。まぁまぁの出来映えだったかな。 その場は水を打ったように静まりかえりました。というのはオーバーだけど、演奏終了後やんやの拍手をもらって、私の鼻はちょっぴり天狗に。 アンコールもあって、「明日に架ける橋」とか弾いたっけ。 それから後は、今まで私になんて見向きもせずにお嬢様女子大生にばかりまとわりついていた男の子たちが突然私に話しかけるようになりました。しばしの間、田舎もん女子学生の称号は返上されたようです。 ピアノの力・ポール・モーリアの力、まさに恐るべし。 追記 MIDIがないかな、と検索していたらいくつか発見。 その中で私が弾いたものと近いと思われるものを紹介します。 勝手にリンクしていいのかな?とドキドキしながら・・ http://sky.geocities.jp/wu373h/fa23.html ぜひ聴いてみてね。 ラ~ララ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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