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カテゴリ:姑
私が今自由に時間を使えるのは、養ってくれる夫と、高齢ながら自立して日々を送っている実母と(同居してくれている弟も含めて)それから施設に入所してくれた(正確に言うと「入所させられた」)姑のおかげです。
感謝の意味をこめて、今日はまず姑のグループホームに行って、長時間おつきあいしてきました。大体週一回から二回の頻度で訪問していますが、そんなに長くいることはあまりありません。 今日は時間もあったし、他の入居者の人たちとも一緒に風船つきで盛り上がって遊んできました。おばあちゃんたちは(おじいちゃんは9人にうち3人おられるけど、皆見学でした。)椅子に座ったままだけど、私や職員さんはもちろん立ったまま、おばあちゃんたちが大きく逃した風船を追いかけて走り回り、一汗かいてきました。 うちの姑は、一番認知症の程度が重いです。 風船つきもほとんどできません。目の前に風船がきてもぼ~っと見てるだけ。他のおばあちゃんたちが口々に 「お母さん何してるの、ほれ手を出して!」 (なぜかうちの姑は皆さんからお母さんと呼ばれてます) と言ってくれるのですが我関せず。 それでもみんなが楽しく遊んでいるところに加わっているのは楽しいようで、表情はとても穏やか、笑顔も出ています。 家にいるときにこんな表情を見たには一体どのくらい前だったかな・・ 他にも歌を歌ったり、(「浜辺の歌」とか「我は海の子」など)塗り絵を指導?したり。 なかなか楽しい有意義なひとときでした。 自分がこんなに優しく姑に接することができるようになったなんて、なにか感慨深いものがあります。他に誰もいない密室で姑を向かい合っていた頃はとてもこんなことできませんでした。 自家製の西瓜をおみやげにもって行ったのですが、おばあちゃんたちはそれを見て歓声をあげて喜んでくれました。 が、その後の雑談を耳にして少々ずっこけました。 「やぁやぁ、西瓜やて。美味しそうやなぁ」 「ほんまやな、せやけど今時分西瓜やなんて、めずらしいのんと違う?」 「そうやな、西瓜の季節と違うわな。めずらしいなぁ」 今が西瓜の季節じゃなくて一体いつがそうだと言うの? さすがグループホーム! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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