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テーマ:大人の雑学(76)
カテゴリ:雑学ノート
今日も忙しかったです。午前中は、くーにゃんの学校も参加の市の児童生徒音楽会を近くのホールに聞きに行きました。
午後は、秋の市主催の文学講座「源氏物語の世界」を聞いてきました。講師は、和洋女子大学の名誉教授の鈴木正彦先生でした。 今年は、皆さんご存知のように源氏物語が世に出てから千年目。千年紀という事で様々な催しもの、TVもやってますね。昨夜もちょうど、「その時歴史が動いた」は、「源氏物語」でした。 遠い遠い昔の平安時代の生活は、何だか本当に絵巻物語としか想像つかず、源氏物語の元になったような生身の宮廷の人達が同じように生活していたとは何だか信じられないんだけどね。 さて、この講座は、三年目のようです。今回のは、3回シリーズ。今日のは、「花散里」。 このブログにコメントくださるなずなさんが、以前、花散里が一番お好きとかかれてたような・・・。 今回の2時間で大分、花散里の人となり、源氏にとっての、彼女とは?また源氏物語での彼女の重要性などがわかりましたよ。 花散里の巻以外にもそこかしこに彼女の事は、源氏物語の中に何度もちょこちょこと出てくるんだそうで、匂宮の巻に出てくるのが最後だそうです。 彼女は、源氏にとっては、とても心が安らぐ存在であったし、可愛げもある女性。そして、また彼女には、ある才能があった。それは、裁縫だったという事です。 衣替えの時には、正妻である紫の上がいた当時から彼女は、紫の上の指示に従って、新しい着物を全て用意した。 そんな今でいう主婦的な役割もしてた。そんな話から、源氏物語の中で彼女をクローズアップする研究者は少ないけれど、この鈴木先生は、とっても、彼女は重要な役割を担ってる女性なのだと思うとおっしゃってました。 最後の方では、そんな話から、お酒を造る人だけれど、その語源は、家を切り盛りする主婦を刀自」(とじ)と呼んだ事からきているという説が有力で・・云々のような話をされた。 専業主婦は、最近では、とても、地位が下がってきて、馬鹿にするような人すら出てきてるが、本来は、主婦は家庭にあって、とっても大変な役割である。かつて、飛騨高山県では、すごく主婦が家の中では権限が強くて彼女がご飯をよそう権利がある。例え、主人であっても、奥さんがご飯を盛らないといったら、ご飯にもありつけないほどだったとか。主婦の象徴といえば、それでしゃもじになって、主婦連では、しゃもじを持ってのデモをしたなんて話も。 そういう主婦を軽んじる世の中になってきたから、変な事件が多くなってきてるんではないでしょうかね?との話に皆さん、あちこちから笑いがもれた。 ちょびっと、平安時代が身近に感じてぴったり2時間で終わりました。 今日の講座に参加されてた人達は、かなり平均年齢が高く、私は、若い方だったと思いますし、もちろん先生もかなりのお年に見受けられました。が、先生のお話は、2時間たっぷり、あたりまえかもしれませんが、流石、専門家、お上手でした。でも、大学の先生といっても、話があまりお上手でない方もいらっしゃいますけどね。 源氏物語を通して読んだ事のないような素人の私のようなものにもわかりやすくお話くださって、感心しました。 すっごく本当は、眠い時間だったのですが、眠らずに、話に聞き入る事ができなかなか有意義な時間を過ごせました。 ![]() 東レ・トレシー”源氏物語千年紀” ブログランキング参加中です。よろしかったら、ポチっとクリックをお願いしますね。m(__)m ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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