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テーマ:大人の勉強(26)
カテゴリ:雑学ノート
例の無料市民講座で当たったもののひとつです。
昨年が源氏物語、千年紀というので各地で様々な催し物があった。ここI市でも、源氏物語講座というのがあり、私も参加。 今年、その先生は、千年紀にあわせて講座を3年前から開き去年完結する予定だったのが、病気に倒れて、まだ未決だったからと今期、最後の講座を行う。 それを聞いてきた。200人を超える人が聞いてたが、それでも、抽選で落ちた人もいたらしい。 先生は、前回も書いたが、とてもお年を召してるけど、いかにも源氏物語を研究されてるという風に、気品があって、言葉は、丁寧だけど、結構面白い事もいう。 昨年、NHKでやってた瀬戸内さんの講座では、男君に視点を置いたものだったが、こちらの講座は、女性を取り上げてる。 昨日は、女三宮の回でした。多分、この時代は、口語では、女とかはつけずにただの三宮と言ってたようですが、女性という事を強調するために、入れてあるのではとのことです。 源氏物語の中で垣間見(かいまみ)というのは、重要なキーワードなのですが、そのほかに、もうひとつ、不倫を意味する言葉(をおっしゃったんだけど、「もののまぎり?」ちょっと定かでないです)がもうひとつのキーワードなのだそうです。 覗き見といえば、何だか聞こえが悪いけど、それも「垣間見」というと何となく優雅に聞こえますよね~なんておっしゃってました。 本文よりもついついちょこっとした言葉に反応する私。いつか書いたかもしれないけど、 平安時代の美人の基準のひとつに、《豊かな髪》があったそうです。 今は、多いってほどでもなくなったけど、私は、本当に髪が多かったので、平安時代に生まれてたら、美人になったかしら?でも、それは、高貴な身分でだけのことだったのでしょうね。この時代の平民の暮らしってどうだったのかしら? 高貴な身分だからってこの時代の女性は、あまり、幸せともいえないようにも思います。貴族は、男性中心の世界だったから。ただ夫を待つだけしかなく、また、思ってもいないのに、関係を迫られてそのまま関係してしまい、悩んで出家しちゃうなんてね~。 たった一度のことで妊娠してしまった妻の出産の場面で「これで自分の罪が少しは軽くなったかな?」なんて思う源氏。 彼も同じ罪をあろう事が義理の母にしてしまってるわけですからね。 現代に考えてみたら、すっごくスキャンダラスだし、韓国ドラマ以上にドロドロだし、狭い世界、従姉妹同士、伯父と姪で結婚もあたりまえ。 現代の感覚ともうんと違うし、古語は、日本語であって、日本語とはまるで違う。千年前の貴族社会。それは、本当に、まるで別世界なのね~。 ![]() 源氏物語(6)新装版 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 15, 2009 12:17:28 PM
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