今日はおしっこについての日記を書きたいと思います。そんな汚い話じゃないので安心してください。透析患者の多くはおしっこが出ません。それは腎臓が働いてないからです。私もその中の一人で、透析を始めて数ヶ月で知らないうちにおしっこがまったくでなくなっていました。早めに透析を始めた方は透析に入ってからもある程度おしっこが出るようですが、私は透析がいやでいやで、ぎりぎりまで拒否してたもんだから、残っていた腎機能をフルに使い果たしたうえで透析に入ったもんで、透析に入るや否やすぐに腎臓は働くのをやめてしまったようです。まあ車やバスで旅行するときなんかはいちいちトイレ休憩を入れなくていいので、考えようによっちゃあ楽ですが、そんな気楽な話でもないんです。もちろん体中に尿に含まれるべき毒素が循環するんですから、体に良いわけがありません。それで週に3回、4時間(私の場合)の透析で、血中に含まれる、水分と毒素を取り除いてやっているわけです。なので、口から含まれる水分はよほど大量に汗でもかかない限り、水を含んだスポンジのように体に全部染み渡って行くわけです。それで水分制限があるのです。でも透析患者の場合、体の代謝が悪いので、なかなか汗をかきにくいです。なので透析が二日間空く土日なんかは特によほど気をつけないと体がチャプチャプになってしまいます。もちろん肺や心臓にも水がたまるので、息苦しくなったり、寝苦しかったりします。健康なときはただジャージャー出していただけのおしっこが、今の私にとっては”黄金の水”にさえ思えます。
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Last updated
2007.03.06 08:46:49
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