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カテゴリ:辞典について
漢和辞典や『国字の字典』の国字認定や解説が誤っていることが多いことについては、たびたび触れました。
今日は、漢和辞典や『国字の字典』に見られないが、中国でも見られないため、国字と思われる可能性が高い文字について触れる。 鳥関係の辞典や動物名のよみかた辞典にみられる「シメ」の漢字表記についてである。偏に「幹」の旁が来て、旁が「鳥」になっている字である。調査した結果、これらの典拠は、すべて小学館の百科事典の「シメ」の項目であることが分かった。 「シメ」の漢字表記には、「今鳥」を一字にしたものがあるが、これの誤字と考えられ、国字ではないだろう。今、図書館で、『寛元本字鏡集』を見ているが、これにもこの字の旁の「今」の「ラ」のような部分が「テ」のようになった字がある。 このことからも、上の推定は、肯定されると考えられる。 科学技術全般のランキングで1位ですが、今まで同様、下のリンクをクリックして応援してください。 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.24 12:35:07
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