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カテゴリ:腰椎椎間板ヘルニアとの闘い
今日、私の母の同僚の方たち(皆さん看護師とかお医者さん)の間で評価が一番評判が良いと言われている整形外科医を受診。
「はじめからそこに行けと言っているでしょう!」と言う母の言葉は正しかった・・・ その医院は入院設備がないので除外していたのですが、今日行って評判に間違いがなかったと感じてきました。 5月30日にやったミエロ後の強い頭痛や眩暈。 入院していた病院の医師は、 「通常ヘルニアでそんな症状にはならないし、検査だけではそのような症状が起きるわけがない!」 ときっぱり言い切りました。 ついでに、6月5日に入院先でCTを見た脳外科医は 「特に問題はないよ、頭痛もたぶん緊張性頭痛、眩暈や手の痺れも一時的なものだと思います。」 と言っていました。 でも、同じ6月5日私の地元の脳外科医にかかったときは、 「たぶん検査した後、硬膜の穴から髄液がもれて、髄液圧が低下しているからだと思います。」 との診断で4日間安静にして点滴を受けました。 その甲斐あって頭痛と嘔吐は治まりましたが、軽い眩暈と左手の痺れは残ったままです。 そして今日、廻り中お勧めの整形外科医を受診、あらかじめ母の同僚の方たちから連絡が行っていたようで、すでに概略を掴んでおられました。 「それはね、硬膜穿刺後頭痛といってちゃんと病名のある症状だよ。普通整形外科医なら知っていて当然だし、それに対処しなくちゃいけないはずなんだけど。」 検査だけでそのような症状が十分起きることでした。 と言うよりも、手術そのものではなくミエロという脊髄腔造影のため硬膜に穴を開けたことでしか起きないものです。 ただ、通常女性に起きることが多く男性では余り聞かないそうですが、私の普段の血圧を聞いて納得されていました。 私の場合普段は90/60mmHgくらいがほとんど、健康診断などでちょっと緊張気味いくと100/70くらいに上がるという程度。 これは血圧の低い人の方が症状が出やすく重いことが多いそうです。 医師向けのガイドラインとしてある対処方法は、 1.ミエログラフィー後の頭痛は、程度が軽度か中位であり、殆どは1週間程度で治まることが多いため、まずベッドや寝具に安静にして休んでみましょう。 立ち上がると穿刺した孔に圧が加わるため頭痛が増加します。 2.次に輸液・点滴をする、のが一般的です。 生理食塩水や細胞外液に似た成分の点滴をします。点滴内に血管内の水分を保留しやすくなる副腎皮質ホルモンを加えることもあります。 いつもより水分を多く摂取するのもよさそうですが、点滴ほどの効果はないといわれています。脱水状態では頭痛が悪化します。 3.鎮痛薬も頭痛の軽減に役立ちます。 4.カフェインやテオフィリンも有効です。 点滴や内服でこれらの薬を使うと、頭痛がかなり軽くなります。これらの成分は、お茶やコーヒーなどにも含まれています。 薬成分の量が多くなると、不眠や吐き気がでることもあるため、なるべく午前中に使用し、夜間不眠にならないよう注意しましょう。 5.硬膜外腔への生理食塩水の注入 硬膜の外に生理食塩水や代用血漿液を入れて、脳脊髄液の漏れを拮抗させるものです。 硬膜の治癒を促進する効果もあります。 つまり私の場合、症状が出始めた時から地元に戻るまで自分で水分を一生懸命取っていただけで、その他には、電解質の点滴を1回それも検査後には皆さんがするというものだけをしただけでした。 しかも、検査後2日間はベッドの頭の方を上げたままにされ、逆に症状を重くされていたことも判明しました。 かなり良くなったとは言え、いまだに眩暈と左手の痺れが残っているくらい、本当に訴えてやろうかとも考えています。 出てくる症状は本当に多岐にわたり、私の左腕の痺れも十二分にある症状だそうです。 それと内緒にしていたのですが、右足の裏の方も少し痺れていたのですが、これもこの影響でしょうとのこと。 髄液圧が低下すると、硬膜そのものがギュゥウとしぼんだような状態になり本来守っているはずの神経を圧迫するのでヘルニアで押されているのと同じような症状が出るそうです。 ミエロ以降の症状がすべてすべて一本に繋がりました。 やはりどれだけ患者さんの立場になって考え、勉強しているのかが伺えます。 「もう3日くらいで治まると思うけど、何か気になることがあったらいつでも来てください。」 と心配をなくそうとする姿勢も嬉しく感じます。 本当にはじめからここに行っておけば良かった・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月10日 22時18分28秒
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