日曜日付けの地元紙の(PR特集)欄に、神戸で開かれたという学習会からこんな記事が載っていましたので、そのまま引用させて頂きます。
『いま「毎日くだもの200グラム運動」が全国で展開されている。そんな中、がんなど生活習慣病に予防効果が高い果物の機能性について「くだもののちから!再発見!」(果物のある食生活推進全国協議会、近畿農政局シュサイ)と題した学習会がこのほど、神戸市中央区卸売市場本場で開かれ、参加者は公演や見学会で果物の効用を学んだ。
講演会には一般消費者のほか、「学んだことを現場で生かしたい」という学校給食の栄養士や保育士など合わせて200人が集まり、果物最前線の2人の講師の話に聞き入った。果物のことが知りたくて参加したという熟年夫婦は「食べ過ぎを心配していたけれど、これで安心して食べられます」と喜んでいた。
また、午前の市場見学会には「中央卸売市場を一度見てみたかった」という主婦はじめ一般消費者等70人が参加。「エーイ、エーイ」と競り独特のかけ声がひびく中、りんごの競りの様子を見学したり、市場の仕組みや農産物の流通について説明を受けた。
この日は特別に卸売市場での買い物体験が許可され、りんごやかきが1個10円など破格値で提供されるなどおまけつき。果物が大好きという参加者たちは「新鮮なりんご、こんな値段で買えませんよ」と顔をほころばせて、両手の袋に山盛りの果物を買いこんでいた。
そのほか、みかんの選び方や豆知識などを紹介する「くだもの教室」も開かれ「りんごを置いておくとべたべたするのはなぜ?」という質問に「完熟している証拠です」など熱心な質疑応答が繰り広げられた。
生活習慣病予防に果物をもっと 果物は低カロリー「食べると太る」は誤解
日常の食べものの中で果物、野菜を取らないとビタミンCはほとんど接種できないんですね。そういうと、今どき食物からビタミンCを取るなんていう時代じゃないんじゃないの、サプリメントでいくらでも安く取れるよという方もいらっしゃいますが、食べものから取ると他の成分もいっしょに取れるからビタミンCやその他の成分の働きをより良くするんですね。だから食べもの、果物からビタミンCを取るというのは非常に大事なことです。
ビタミンCは風邪のウイルスの働きを抑えたり発ガン予防で注目されていますが、水に逃げやすく、野菜から取る場合は調理すると一部が逃げてしまう。でも果物からならビタミンCもカリウムもそのまま取れます。
実際に日本人はどのくらいの果物を食べているのでしょう。平均しますと1日に120グラムぐらい。とくに若い20代、30代、40代の人の取り方が非常に少ない。30代、40代の主婦に聞いたところ、果物を食べるかわりにケーキ、アイスクリームを食べているんですね。若い女性やお母さん方には果物を食べると太るという発送があるようですが誤解です。うんしゅうみかん1個はカロリーに換算するとショートケーキの9分の1ですから果物を食べても決して太ることにはつながらない。
日本でも平成12年度に国から食生活指針というものが出されて果物がひとつの大事な食品としてしっかりと位置づけられました。つい最近、食事バランスガイドというものが発表されて、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物と5項目に分けて1日に食べる食事の量が具体的に提案されたのです。
主食はごはんだったら4杯程度、副菜の野菜料理は5~6皿程度、主菜の肉・魚・卵・大豆料理は3~4皿程度、また牛乳だったら1本、そして果物は200グラムは食べましょうということが示されたわけです。これは成人男子を対象とした目安なのですが、カロリーの摂取量が変わっても副菜、牛乳・乳製品、果物の必要量はそんなに変わりません。だから小学生の子どもでも70代の方でも果物は1日200グラムは食べていただきたい。200グラムというとみかんなら2個。りんごなら1個ぐらいですね。
いま日本は世界一の長寿国になっていますが、それに比べて健康寿命は短く、寝たきりや生活習慣病など病気を抱えた人が多い。でも生活習慣病は基本的には食生活でコントロールできます。果物は生活習慣病の予防効果があるものですから、ぜひ取りたいものですね。』
これからおこたでみかん。ということも多くなるけど、やはり2個に限定したら、こんなに良いものはないのかも。ちょっとぐらい酸っぱくても、今年は食べなきゃ。この時期、柿が美味しいんだけどなぁ。。。で、皆さんはどんな果物がお好きですかぁ?