子どもの睡眠時間「世界最悪」というタイトルが目に飛び込んできたのは、今日付け地元紙の子育て欄。更に、母親の生活習慣影響の文字も目に付く。そのまま引用させていただきます。
『睡眠不足の子どもの脳はほろ酔いと同様の状態にあり、寝不足が続くと他人と協調できにくくなるー。国立精神・神経センター精神保健研究所室長の白川修一郎さんが、東京都内でこのほど開かれた「ねむりフォーラム」(松下電工など主催)で、子どもにとっての睡眠の重要性を力説した。
白川さんによると、米国の研究者が睡眠不足と飲酒それぞれの条件で作業能力を比較した結果、睡眠が必要量より2時間不足したときの能力は、血中アルコール濃度が0.05%のほろ酔いと同じだった。
ほろ酔い状態では集中力や判断力が弱まる。睡眠不足が続けば、意欲や感情、他人の心を推し量る能力などをつかさどる前頭葉の働きが鈍り、記憶力にも障害があらわれる。睡眠時間が短いと、食欲を促すホルモンが増加し、肥満にもなりやすい。
子どもの睡眠時間は米国より日本の方が短く、「恐らく世界最悪」。子どもの睡眠は、接触時間の長い母親の生活習慣の影響を強く受けており、遅く寝る習慣を持つ子どもを早く寝かせようとしても、挫折することが多いという。
白川さんは1、まず普段より30分早く寝かせ、定着したらさらに30分早める 2、未就学の子どもは最低10時間、就学児童も8時間以上の睡眠を確保する 3、幼い子に安心感をもたらす“就眠儀式”として、寝る前に親が本を読んだり、話をしてやったりするーよう訴えた。
「日本では、睡眠不足が子どもに与える影響についての調査が遅れている」と話す白川修一郎さん。』
これは怖い話!睡眠不足になれば、誰だって気分の良いものではない。頭は重いし、身体はだるいし。しかも、そのだるさがなかなか抜けなかったりする。眠れないのも問題だし、就寝時間が遅くなってしまいがちな日が続くと、健康面でも影響が出てしまうのはいわば当り前のことだといえる。就寝前のお子さんなら昼間にちょっと補うことも出来るけど、働いている人の場合はなかなかこうは行かない。でも、何とか睡眠時間を確保する工夫をしたい。